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2025年3月1日(土)

山林火災 避難所過密

党議員が現地調査

岩手・大船渡

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(写真)公民館に避難してきた人々=27日、岩手県大船渡市(山本市議提供)

 岩手県大船渡市の山林火災は28日も続き、避難指示は午後1時現在で1340世帯3306人に出されています。日本共産党気仙地区の議員は、避難所や電話での被災状況の確認を行っています。大船渡市の山本和義市議が確認した中でも、自宅が焼けて市外の親戚宅に避難している人がいます。

 避難所は、東日本大震災後に市が食料の備蓄や暖房器具の手配を進めていたため、食料や暖房は現時点では足りているといいます。

 一方で、延焼中のため市当局も情報を正確に把握できない状況で、どれだけの数の住宅が焼けたのかなどの情報はなく、避難者から山本市議に「自分の家がどうなったか心配。情報が全くない」などの声が寄せられています。

 大船渡市議会は、3月3日に全議員参加で今後の対応を議論する会議を開催する予定です。

 陸前高田市の伊勢純市議が訪れた三陸公民館には300人が避難していますが、床張りで暖房設備のない講堂を避けて和室を利用しているため過密状態に。27日時点では間仕切りはありませんでした。

 日中は廊下やホールで過ごしていた人も夜は和室で寝ます。伊勢市議は「夜は雑魚寝で、足の踏み場もなくなるのではないか。長くその場で生活するのは厳しい」と話します。


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