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2025年2月19日(水)

PFAS 県民の声聞け

岡山・吉備中央町 党県委が政府交渉

大平氏同席

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(写真)要望書を手渡す(左から)氏平、我妻、大平、森脇、須増の各氏=17日、参院議員会館

 日本共産党岡山県委員会は17日、吉備中央町の浄水場で有機フッ素化合物(PFAS)が検出された問題や訪問介護、国保、不登校について県民の声と要求をもとに政府交渉を行いました。党県議団の森脇久紀、氏平三穂子、須増伸子の3氏と我妻瑛子吉備中央町議が参加。大平よしのぶ衆院中国比例予定候補が同席しました。

 交渉では我妻町議が住民らでつくる「円城浄水場PFAS問題有志の会」の要望書を提出しました。昨年末に町が実施した「PFOS」「PFOA」など7種の代表物質の血中濃度検査では、最も高い人で1ミリリットルあたり718・8ナノグラム(PFOA)と環境省の全国平均2・2ナノグラムをはるかに超えたことから、健康への深刻な影響を懸念。汚染が深刻な地域での疫学調査、PFASの製造や使用に携わった企業の廃棄・処分実態の調査と公表などを求めました。

 応対した環境省の担当者は「不安の声を真摯(しんし)に受け止め、同様の事態を繰り返さないようにしたい」と述べたものの、過去にさかのぼる調査や地域を特定した新たな調査は「考えていない」としました。我妻町議は、住民説明会で健康上の不安の声が多数出されたと強調し、「住民の思いに寄り添った支援や調査を」と繰り返し求めました。


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