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2025年2月19日(水)

学費値上げ阻む共同 吉良議員

値下げの流れぜひ 公大連と懇談

 国公私立大学の学費値上げ中止に向け、日本共産党の吉良よし子参院議員は17日、オンラインで全国公立大学教職員組合連合会(公大連)と懇談しました。

 国公立大学などの高等教育予算が減額され各大学が学費値上げに追い込まれているなか、日本共産党は昨年11月、学費値上げを止めるための緊急の予算措置を政府に求めています。

 吉良氏は、総選挙で各政党が教育無償化を公約に掲げていたと指摘。「学費値上げは無償化に逆行するもので、値上げを止めるのが政治の責任だ」と主張しました。

 公大連の執行委員からは、親の就労が不安定であったり、一人親であったりする世帯の学生にとって「値上げは死活問題。学費の値下げはぜひやっていただきたいし、国立大が下がれば公立大も下がるという流れをつくってもらいたい」との意見が出されました。

 また、国立大が値上げをすると、公立大の学費は国立大並みに低廉という前提が崩れ、悪影響があるとの危惧も出されました。加えて、都市圏の大学にアクセスできない地方学生にとって「公立大は自宅から通え、学ぶ機会を保証する役割がある」との意義が述べられました。公立大での財政難は、非正規雇用の拡大や「雇い止め」の横行として現れ、教育の質の問題につながっているとの指摘もありました。


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