2025年2月18日(火)
「女性天皇議論すべき」
皇位継承全体会議 小池氏が主張
衆参両院は17日、皇位継承のあり方に関する全体会議を衆院議長公邸で開き、「女性皇族の婚姻後の配偶者及び子の身分」に論点を絞り、意見交換しました。
日本共産党の小池晃書記局長は、政府の有識者会議の報告に沿って論点を絞るやり方を批判。「男系男子による継承を不動の原則」とした議論の進め方に大きな問題があると指摘しました。
その上で、「憲法の規定に照らせば、多様な性をもつ人々によって構成されている日本国民の象徴である天皇を男性に限定する合理的理由はない。女性だから天皇になれないというのは、男女平等を掲げる日本国憲法の精神に反する」として、「女性天皇について正面から検討すべきだ」と主張しました。
小池氏は「女性天皇の議論を棚上げしたまま、皇族の数を確保するとの理由で、女性皇族を婚姻後も皇族の身分にとどめおくための議論をするのは全く筋が違う」と指摘。さらに、国会の付帯決議が挙げている「安定的な皇位継承の確保や女性宮家の創設等」の課題をも棚上げした議論だと批判しました。
日本共産党から、田村智子委員長と塩川鉄也国対委員長も出席しました。