2025年2月18日(火)
大阪・岸和田市長が失職
不信任再可決 「民意に従い辞職直ちに」
![]() (写真)賛成討論する岸田団長=17日、大阪府岸和田市議会 |
大阪府岸和田市議会は17日、性加害問題を巡る永野耕平市長(元維新)に対する不信任決議を、議決に参加した23人全員の賛成で再可決し、市長は失職しました。50日以内に市長選が行われる予定。
賛成討論に立った日本共産党市議団(4人)の岸田厚団長は、昨年12月の不信任を受け辞職しなかった永野氏に対し、「大義も道理もない議会解散という選択をし、1億円近い市民の血税を使った」と批判。不信任賛成議員が全員再選し全体でも得票を伸ばした選挙結果に触れ、「市長への不信任が正しかったことは明白。市議選の結果を受け民意に従い直ちに辞職すべきだ」と強調しました。
永野氏と被害女性との和解書面を引用し、「今の法律で言えば『不同意性交等罪』に当たり、単なる不倫ではなく『性加害』だ」と告発。「私的なことであると言い張るあなたに、岸和田市長としての資質がないことは明らかだ」と強調しました。
前回、不信任に反対した維新は賛成に回り、市長の妻である永野紗代市議は利害関係者に当たるため採決時、退席しました。
永野市長は直後に会見し市長選へ再出馬を検討していると述べました。