2025年2月13日(木)
酪農守る政治ともに
紙参院議員囲み懇談 岩手・岩泉町
![]() (写真)懇談会で国政報告をする紙氏(中央)=11日、岩手県岩泉町 |
岩手県岩泉町の日本共産党岩泉支部は11日、紙智子参院議員(党農林・漁民局長)を迎えて「酪農・畜産農家との懇談会」を開きました。地元の生産者(7人)ら18人が参加しました。
紙氏は、総選挙で与党が過半数割れし、国民の闘いによって要求が実現できる新しい情勢が開けたと強調。酪農家が1万戸を割る状況のなか「現場の実態を聞いて国会で取り上げ、自民党農政を変えるように迫りたい」と述べました。
5年前に就農し、100頭を飼育する30代の酪農家は「新規就農者はもともと底力がないのに餌代、資材、灯油と全部高騰している。借金がなければ離農して勤めに出た方がいいと思う時もある。せめて手取りが乳価1リットルで10~15円上がってくれれば」と明かしました。 約80頭を搾乳する70代の酪農家は「飼料代が高止まりし、経営が苦しい。国は規模拡大の号令をかけてきたのに、行き詰まると(飼育数を)減らせと言ってくる。1次産業は本来他産業を潤すもの。国の支援が必要だ」と話しました。
紙氏は、農業予算増額で生産者を支援するとともに、消費拡大のためには物価高騰から国民の生活を立て直す対策が不可欠だと結びました。
林﨑きょうじろう町議が「町に飼料・肥料購入への助成を求めていく」と訴えました。









