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2025年2月3日(月)

きょうの潮流

 きょうは立春です。暦の上では春が始まる日。といっても、まだまだ寒い。今週はこの冬一番の寒波が襲来する予報で極寒対策や大雪への備えを▼2月3日は節分だと思われている人も多いはず。実は4年前も今年と同じ2日が節分で、そのときは124年ぶりということで話題に。節分とは四季を分ける節目でかつては二十四節気のうち、立春、立夏、立秋、立冬の前日を指していました▼今は1年の始まりともされる立春の前日だけが残っていますが、日にちがずれるのは公転の時間が関係しているそうです。地球が太陽を1周する時間は1年より少し長い。その差をうるう年で補正すると今度は日付や時刻に遅れが生じる。それによって立春が動き節分の日も変わると▼いずれにしても、これからは自然の中に春の訪れが。旧暦2月は仲春とも呼ばれ、春の気が満ちてくる喜びもあります。しかし5年前は不安におびえる毎日の始まりでした▼WHOが緊急事態宣言を発し、新型コロナウイルス感染との長いたたかいが開始されました。月末には当時の安倍首相が全国一律の休校を要請し大混乱に。多くの命が失われ、社会全体が対策に追われる日々が続きました。いまだ後遺症に苦しむ人もいます▼感染爆発の背景には気候変動の影響も指摘されました。その教訓はいったいどこへ。世界が手を結んで地球の将来を考える時なのに自国第一や絶えない争い。のど元過ぎれば、では人類はまたあの惨禍を…。つくづくそんなことを思う立春かな。


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