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2025年2月1日(土)

全労働者の賃上げ必ず

国民春闘共闘など総決起集会

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(写真)すべての労働者の大幅賃上げ・底上げへ「ガンバロー」と声を上げる参加者=30日、東京都中野区

 国民春闘共闘委員会と東京春闘共闘会議は30日夜、東京都内で「2025年国民春闘勝利! 総決起集会」を開き、650人が参加しました。深刻さを増す物価高と低賃金から生活を守るため、闘う労組の力を発揮し、すべての労働者の大幅賃上げ・底上げを勝ち取り、労働時間短縮や安定雇用を実現させようと訴えました。

 主催者あいさつで東京春闘の矢吹義則代表は、「楽しい日本」を掲げる石破茂首相に対して「まず労働者の苦しみを打開する施策を打ち出すべきだ。長年の景気低迷や、公正取引と価格転嫁ができていない今こそ政府の中小企業支援が欠かせない」と強調。賃上げを中小企業に行きわたらせる適正な価格転嫁を訴えました。

 国民春闘の黒澤幸一事務局長が基調報告し、すべての闘いにジェンダー平等を位置づけると強調。放送現場の性被害問題ではフジテレビ労組と民放労連の闘いに連帯するとして、「二度と苦しむ人をつくらないためにハラスメントをなくし、ジェンダー平等の社会をつくろう」と訴えました。

 東京春闘の中村修一事務局長が行動提起し、ストライキを構えた統一行動や、労働基準法改悪反対と最低賃金引き上げを求める地域総行動を展開することなどを呼びかけました。単産・職場代表の決意表明で、全教は「国会で一層の長時間労働を押し付ける政府案の成立を許さない」と訴え。東京医労連は「『他産業に見劣りしない賃金を』の声を広げて闘う」と語りました。


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