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2025年1月24日(金)

米は核禁条約に署名を

140団体が大統領に書簡

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(写真)核兵器禁止条約の発効から4年となるのに合わせて、ホワイトハウス前で条約への署名を訴える人たち=22日、ワシントン(柴田菜央撮影)

 【ワシントン=柴田菜央】核兵器禁止条約の発効から4年となる22日、米国で反核・平和運動に携わる140団体と多数の個人が、トランプ新大統領に核禁条約への署名を求める書簡を送付しました。送付にあたり、書簡を取りまとめた連合団体「実弾頭から風車へ」の人びとが首都ワシントンのホワイトハウス前に集まり、横断幕を掲げてアピールしました。

 書簡には米女性平和団体コードピンクやカトリックの平和団体パックス・クリスティなどが名を連ねています。

 書簡は世界で核兵器が使われる危険性が高まっていると指摘。第2次世界大戦後にさまざまな戦争が起きたことに触れ、核兵器は結局、戦争の「効果的な抑止力」にはならないと強調しています。

 またトランプ氏自身が1期目に「核兵器を使うことができないのなら、なぜ私たちは保有するのか」と発言していたことに言及。トランプ氏に対し、明日にでも条約に署名し、他の核保有国の参加を促すよう求めました。

 ホワイトハウス前での行動に参加したアンドゥイン・ドゥボスさん(23)は「米国で多くの人びとに核禁条約の存在を知らせることもこの行動の目的だ」と語りました。


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