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2025年1月16日(木)

北九州市議選の様相 26日投票(上)

党9候補全員勝利へ全力

 7月の参院選の前哨戦となる北九州市議選が17日告示(26日投票)されます。日本共産党は7選挙区に9候補を擁立して戦います。各選挙区の様相を順次紹介します。


文化豊かなまちへ

門司区(定数6)

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(写真)高橋みやこ候補=現

 門司区は定数6に対し日本共産党の高橋みやこ候補(71)、自民、立民、無所属の現職4人、現職と交代する自民・公明新人各1人や維新元職、無所属新人など10人以上が立候補を表明する多数激戦の模様です。

 門司港駅東側の複合公共施設予定地で発掘された歴史的に貴重な文化財の旧門司駅遺構について高橋氏は、市議会で工事中止を求める決議を提案。イコモス(国際記念物遺跡会議)の警告を無視した文化財の破壊は許されないと主張しましたが、他会派の反対で否決されました。高橋氏は「市民の声を聞かない市政に審判を下そう」と訴えています。

 毎週の無料相談は2期8年で1000件超。メガソーラー設置反対や市街化調整区域への区分見直し撤回の運動を区民とともに進め、「買い物難民」の解消へ移動販売車を実現させました。実績を広く知らせてもう一回り大きな支持につなげようと、党支部と後援会は宣伝や対話活動に全力を挙げています。

「駆け込み寺」36年

戸畑区(定数4)

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(写真)荒川とおる候補=現

 定数4の戸畑区では日本共産党の荒川とおる候補(71)のほか自民、公明現職、立民・維新・無所属新人各1人の計6人が立候補を予定。市議団長の荒川氏は10期目に挑みます。1人はみ出しの前回と異なり、国会議員の支援を受ける新人が連名ポスターを一気に貼り出し、総選挙で一定の比例票を獲得した維新ほか他党と荒川氏との駅頭宣伝が重なるなどかつてない党派間の争いになっています。

 荒川氏は36年、困難や悩みを抱える人の「駆け込み寺」として、なくてはならない議席を守ってきました。交通事故の安全対策を求める要望を市や警察に届け、薄くなった横断歩道の白線の引き直しなどが実現。市営住宅入居を希望する区民の声に応え、空き家募集が実施されました。

 実績と議席の値打ちを訴えながら、8世帯に1回の政策宣伝や読者、後援会員に支持を広げるよう依頼する活動を強め、得票目標達成に奮闘しています。

半導体工場ただす

若松区(定数5)

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(写真)山内りょうせい候補=現

 若松区は定数5に対し日本共産党の山内りょうせい候補(59)、無所属の現職2人と、前回落選した自民、新旧交代の公明、新人の維新など計8人の様相。いずれの陣営も政党や後援会組織などの支持基盤がある候補です。党と後援会は、前回5位当選の山内氏を押し上げようと、4年前の得票を上回る目標を掲げ、宣伝や支持を広げる担い手づくりなどに尽力しています。

 子育て世帯が多い、ひびきの地域に台湾の半導体工場が進出する問題で党市議団は、同じく半導体企業の操業で地下水減少やPFAS(有機フッ素化合物)汚染が心配される熊本県菊陽町を調査。山内氏はこの問題で開いたタウンミーティングでの住民の声を市に届け、説明会が開かれることになりました。

 元市営バス運転手の経験を生かし、生活の足の確保がライフワーク。高台地区で運行する「お買い物バス」を実現させました。タクシーにも使える高齢者福祉乗車券創設を公約に掲げます。


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