2025年1月5日(日)
党の魅力を広い国民に語り 選挙勝利と強く大きな党づくりを
2025年党旗びらき 田村委員長のあいさつ
日本共産党の田村智子委員長が4日の「2025年党旗びらき」で行ったあいさつは次のとおりです。
![]() (写真)あいさつする田村智子委員長=4日、党本部 |
あらためまして、新年おめでとうございます。
2025年の始まりにあたって、あいさつを行います。
今年は、参院選・都議選がたたかわれます。昨年の総選挙では、自民・公明を過半数割れに追い込みながら、わが党の議席を後退させる悔しい結果となりました。来週の第4回中央委員会総会で教訓を明らかにして、今度こそ、前進に転じる選挙にしていく決意です。
この「党旗びらき」には、比例代表5人の候補者がそろって参加し、午後から埼玉、神奈川での5人そろい踏みの街頭演説も予定されています。比例5議席、選挙区・現職3人の議席を必ず獲得しましょう。その勢いをつくり出して選挙区での議席増に挑戦しましょう。まず心からよびかけます。
能登半島地震から1年、住宅と生業の再建に希望がもてる政治へ
青森をはじめ豪雪の中で新年を迎えておられるみなさんに、お見舞い申し上げます。
また、能登半島の大地震から1年が経過しました。被災されたみなさまに、あらためてお見舞いを申し上げます。
地震と豪雨というかつてない複合災害、しかも、これまでの災害にないほど復旧・復興が遅れ、被災した方から「見捨てられているようだ」という声まで起きています。政治の責任が重く問われます。
日本共産党は、昨年2月に石川県羽咋市に設置した「被災者共同支援センター」を拠点として、労働組合や民主団体のみなさんとともに支援活動にとりくんできました。全国から届いた救援物資は11月末で330トン(5キロの段ボールで6万6000箱)、ボランティアは延べ7000人、募金は約3億円となりました。全国のみなさんの支援に、心から感謝を申し上げます。「支援センター」では、食料や日用品などを届けながら現状や要求をお聞きする活動に継続的にとりくみ、自治体の後援を受けて物資のお渡し会を実施しているところもあるとお聞きしました。引き続き、全国からの支援をよびかけるものです。
こうした支援活動や、地方議員のみなさんの活動も通じて、私たちは被災地の現状をつかみ、政府要請や国会質問を繰り返してきました。被災自治体のマンパワー不足、複合災害としての対策、災害関連死が増え続けている、人口減少が激しく進行しているなど、被災自治体だけではとても対応ができない深刻な状況を、なんとか打開しなければなりません。国や石川県の責任で、「命を守る」「住み続けることをあきらめなくてよい」支援策を早急に講じるよう、強く求めていきます。
また、国の被災者生活支援金の支給額を600万円に引き上げることを含め、従来の枠組みを超えた支援策が必要です。仮設住宅の入居基準や広さ、医療・介護の自己負担の免除など、従前の制度に被災者を当てはめるのではなく、能登のみなさんが、生活と生業(なりわい)の再建に希望が持てるように枠組みを変えることが緊急に求められます。住民を主人公とした生活支援、復旧・復興へと全力で奮闘する決意です。
党大会決定を「道しるべ」として奮闘した1年
新年を迎えて、私も党委員長として1年がたちます。新しい経験が、次々と求められたなかで、私の活動の道しるべとなったのが、第29回党大会決定です。この党大会決定について、昨年4月の第2回中央委員会総会が全国の支部・グループにあてた「手紙」では、「党大会決定には、党の世界論・外交論の新たな発展、日本の政治の行き詰まりの打開の方途、多数者革命と日本共産党の役割、党建設の歴史的教訓と大局的展望、『人間の自由』をキーワードにした未来社会論の発展など、新しい理論的・政治的突破点がぎゅっと詰まっています」と述べています。この五つの「新しい理論的・政治的突破点」に即して、党大会決定がどのような生きた力を発揮しているのか、私の実感をお話ししたいと思います。
世界論・外交論――世界情勢との響き合い
一つ目は、世界論・外交論の発展です。
4月に「東アジア平和提言」を発表した志位(和夫)議長の講演は、それ自体が、私にとっても感動的な経験でしたが、当然、一夜限りのことでは終わりませんでした。「提言」をもってのアジアと世界への働きかけは、議長の新春インタビューをお読みいただきたいのですが、私の体験と実感をお話しします。
11月、ベトナムとインドネシアの独立記念の式典にそれぞれ出席をしたとき、4月の講演に参加された外交官のみなさんと、次々と親しくあいさつを交わすことができました。「提言」がたくさんの新しい友人を得るパスポートになっているということを実感しました。日本からの参加者の方々とも名刺を交換しながらあいさつを交わしましたが、その一人が、日本とASEAN(東南アジア諸国連合)10カ国の交流を促進する国際機関の方でした。私が、ジャカルタのASEAN本部を訪ねたことや、日本共産党はASEANの「対話と包摂」による平和づくりに注目して「東アジア平和提言」をまとめたんですよということをお話しいたしますと、「それはとてもよい観点だ」「経済の側面だけでなく、日本でももっとASEANの外交に注目してほしい」と、たちまち意気投合をいたしました。4月の講演のことをお話ししますと、「次の機会にはぜひ案内を」とリクエストもいただきました。「東アジア平和提言」は、新たな友人を国内外に広げる力となります。ぜひ今年、さらに友人を広げることに挑戦したいと思います。
昨年の私たちの大きな喜びの一つは、何といっても日本被団協のノーベル平和賞受賞でした。「しんぶん赤旗」日曜版の新春対談で、被団協の田中熙巳(てるみ)さんとお話しできたことは、大変うれしく、意義深い経験となりました。志位議長は新春インタビューで、「被爆者は核軍縮交渉に『人道的アプローチ』をもたらした」と述べましたが、田中熙巳さんもそのことを強調されていて、セットで読んでいただくと、被爆者がいかに偉大な歴史的役割を果たしたか、その意義がよくわかると思います。
被団協は、国連をフル活用しようと、国連軍縮特別会議やNPT(核不拡散条約)再検討会議で、必ず被爆証言ができるようにと努力した、原爆パネル展も国連のロビーで行った。「たとえ戦争といえども、こんな殺し方が許されるのか」――これは田中さんの言葉ですが、この非人道性を感性をもって訴えた。核兵器の非人道性が国際社会の共通の認識となり、核兵器禁止条約の誕生へとつながった。大会決定は、こうした流れを世界の本流と位置付けましたが、昨年の被団協のノーベル平和賞受賞は、そのことを鮮やかに証明したのではないでしょうか。
問われるのは日本政府の姿勢です。石破(茂)首相は「核兵器の非人道性を世界に知らせる」と言いながら「アメリカの核抑止の強化」を主張し、核兵器禁止条約に背を向けています。12月の臨時国会の代表質問で、「いざとなれば核兵器を使うぞと、相手に恐怖を与える核抑止と、非人道性を認めることとは矛盾する」と石破首相をただしましたが、石破首相は答えることができませんでした。唯一の戦争被爆国が、世界の本流への逆流となっている。こんなアメリカいいなり、日米軍事同盟絶対でいいのかと、怒りに震える思いです。
被爆80年の今年、核兵器禁止条約への参加ができる政治へと変えていこうではありませんか。核兵器廃絶という道を日本が歩むことを心の底からみなさんで訴えていくことを心からよびかけるものです。
自民党政治のゆきづまりと破綻
「自民党政治の全体が末期的状況に陥っている」――大会決定は、腐敗政治、経済無策、戦争国家づくり、人権後進国というあらゆる面での行き詰まりを暴きました。そして、この行き詰まりを打開する希望ある政策を、私たちが持っているということも打ち出しました。
この力を私が最も実感したのは、総選挙での党首討論でした。ある番組では、「わが党は賃上げ政策をもっている、イエスかノーか」と問われました。しかし、賃上げそのものの具体的政策を語ったのは、わが党だけだったんです。
教育無償化もたびたび議論になりましたが、その財源をどうするのか、すでに軍事費は教育予算の2倍にふくれあがり、大軍拡を許していて教育無償化がどうして実現するのかという議論はわが党以外からは出てきません。そもそも大軍拡が党首討論のテーマにならない。そのなかで、政見放送でも、軍事対軍事の悪循環がいかに危険かを正面から訴えたのがわが党でした。こうした論戦をつうじて、政策とその根本にある、自民党政治の「二つのゆがみ」をただすという立場は、どんな論戦の場面でも、他党を圧倒するほどの力を持っていると、確信することができました。
総選挙では、裏金事件で自民党を追い詰めて、自公過半数割れという結果によって、自民党政治の行き詰まりと破綻は明らかに示されました。しかし、日本共産党の政策の魅力は、広い国民のなかに知らせるにはいたっていません。今年の選挙こそ、自民党政治に代わる新しい政治の展望を持っていることを、広く国民に知らせていきたいと思います。国民によく伝わる言葉をみがいて、SNSを抜本的に強めて、そのことをやり抜けば、日本共産党の新たな躍進は必ずやりとげることができる。これが私が昨年の党首討論や国会論戦などからえた深い確信です。
この点では、選挙後に、日本共産党を応援いただいた市民運動のみなさん、サポーターのみなさんとの懇談も大変激励になりました。その場には、宣伝やインターネットの仕事などをプロとしてとりくんでおられる方も含まれていました。ワンイシューで政策を押し出した他党のことが話題になったときに、こういうふうに言っていただいたんです。「日本共産党は選挙政策を100項目も持っている、ここがすごいところだ」「一つを問えば、10も20も答えが返ってくる」「まじめに政策で選挙するところも信頼できる」「しかし、そのすごさや良さが伝わっていない」――自民党政治の全体の行き詰まりを明らかにし、もとから変える展望をもつ、この日本共産党ならではの役割と魅力をどう伝えるか、今年の選挙にむけて、ぜひみなさんとともに挑戦していきたいと思います。
社会進歩の事業のなかでの日本共産党の役割
大会決定では「多数者革命と日本共産党の役割」について1項を立てて論じました。社会変革をすすめる主人公は、主権者である国民自身だ。国民の多数が自ら世の中を変えようとなってこそ社会は進歩する。このなかで日本共産党は何をするのか。どんな困難にも負けない不屈性、科学の力で先ざきの展望を明らかにする先見性を発揮して、国民の自覚と成長を推進することが私たちの役目だということを党大会で確認しました。
総選挙で、国民が「自民党政治ノー」の選択をし、自民党政治に代わる新しい政治を探求・模索するという「新しい政治プロセス」のもとで、日本共産党がどうがんばるかという「道しるべ」が、ここにあると思います。
私自身の政治的経験に照らすと、核兵器廃絶という要求の運動に加わり、日本政府が核兵器廃絶に対してどういう態度をとっているのかを学ぶなかで、政治を変えることが必要だと「自覚」し、運動やたたかい、学びのなかで「成長」したのだと実感しています。みなさんも同じではないでしょうか。
暮らしの要求、平和への願い、ジェンダー平等や人権、気候危機など、いま切実な要求がうずまき、多様な運動がとりくまれています。今年を、「国民の苦難軽減」という立党の精神に立って、あらゆる分野で、切実な要求実現の運動に、国民のみなさんとともにとりくむ年にしていこうではありませんか。ここが「新しい政治プロセス」を前にすすめる出発点ではないかと思います。そして、この要求を阻んでいる政治について考えようとよびかけ、日本の政治を変える道はここにあるよと伝えて、語り合っていく。国民とともにすすみ、「新しい政治プロセス」を前にすすめる年にしていこうではありませんか。
日本共産党の役割としてもう一つ大切なのは、国民の要求の実現を阻み、社会進歩を妨害しようという動きに、正面から立ち向かい、これを国民とともに打ち破っていくことです。社会進歩の事業はたんたんとはすすみません。つねに曲折や困難にぶつかります。そのときにこそ私たちの力が試されます。安保法制反対で国会を包囲する運動のなかで、強行採決によって戦争法が成立したその日に、私たちが中央委員会を開いて、安保法制廃止の国民連合政府をよびかけたことは、悔しさ、絶望やあきらめから、次のたたかいに立ち上がることへの貢献となったのではないでしょうか。
今年の政治情勢は、自民・公明の衆議院での過半数割れという不安定で流動的な情勢のもと、大きな激動が予想されます。この政治的激動を国民のたたかいと一体に主導的に切り開き、「新しい政治プロセス」を前にすすめるために、日本共産党の役割を存分に発揮できるよう、私も自らを鍛えていく決意です。
党勢の後退から前進への転換
党勢の後退から前進への転換を果たそう、これは党大会決定の核心です。党員拡大の「空白期間」の問題にメスを入れ、「党員拡大・入党のはたらきかけの日常化」「『しんぶん赤旗』の見本紙を広く届けて読者拡大を」「目標水準の党勢拡大を」と、1年間にわたって私たちは懸命に努力をしてきました。この努力はまだ途上で、飛躍が求められていますが、都道府県、地区委員会、支部単位、分野別など「党を語る集い」が、たくさん開かれ、「集い」に参加してもらって、初めて入党のはたらきかけをしたという経験も全国に広がっています。
こういう努力のなかで、昨年、第28回党大会時比「130%の党」を達成したのが、大分県宇佐市の党組織です。ぜひみなさんにご紹介したいと思います。
昨年1月の党大会にむかう「大運動」から、県委員会の援助もうけて、毎月毎月、党員拡大について考え行動する時間を必ずとって、「党員拡大・入党の働きかけの日常化」に努力したということです。五つあるすべての支部が党員を迎え、「大運動」以降42人、党大会後25人の新しい仲間を迎え、「130%の党」づくりをやりとげた。世代的継承にも特別に力を入れて、25人の仲間のうち5人が真ん中世代の新しい仲間だということです。
どんなふうにとりくんだのか。「赤旗」読者に、「二つのお願いがあります」と切り出し、一つ目は「自民党の悪政をやっつけるために衆議院選挙で力を貸してください」、二つ目は、「共産党は25万人の党員がいますが、いま党員を大募集しています。ぜひ、仲間になってほしい」。こういう二つのお願いをしていったということです。大募集、いいですね。私もよく街頭から「ただいま日本共産党は党員大募集です」というふうに訴えてきましたが、こういう大きな訴え、本当に心に響きます。また、党幹部を呼んでの「集い」や、月に1回の「わからんをもちよろう会」という名の「集い」を続けてきたことが力になっているということです。
宇佐市の市議会議員・今石靖代さんに、昨年1年間をふりかえってもらったら、こういう言葉がかえってきました。
「毎月、誰に入党をはたらきかけるか、苦労もありますが、党を応援してくれる人はこんなにもいるんだと思いました。党員が増えると、『もっといるな』と見えてくるんです。業者、女性団体、子どもの支援活動でのつながり、応援してくれる人たちは党に迎える対象者という目で見ていくと、こんなにいるんだなとわかるんです。『この人は無理だろう』という人がスッと入党されることもあり、声をかけてみないとわからないんだとわかりました。これからさらに若い人を迎えて自分の後継者をつくるために努力します」
「必ずしもきれいには進んでいない」とも語っておられたんですね。本当に絞り出すようにというような思いのときもあったということですが、こういうふうにお話をしていただきました。
私も、総選挙直後に、「ありがとう『しんぶん赤旗』」という声とともに、「赤旗」の購読申し込みが中央に次々と寄せられたとき、こんなにも応援してくれる人がいるんだと、心から励まされました。そして、この購読申し込みの多くが、若い世代・真ん中世代であるということを知って、もっと広く、「赤旗」の購読や入党のはたらきかけをしていかなければという決意がこみあげました。
この1月は、次期党大会の折り返し点であり、党づくりの目標達成と、そして参議院選・都議選勝利のために、みなさんと力をあわせて「強く大きな党」をつくっていきたいと思います。がんばっていきましょう。
「共産主義と自由」を学び語る「面白さ」と「やりがい」
最後、五つ目は、未来社会論の新しい発展です。党大会決定では、「『人間の自由』こそ社会主義・共産主義の目的であり、最大の特質」と打ち出しました。
この未来社会論は、志位議長による、民青の「学生オンラインゼミ」をまとめた『Q&A 共産主義と自由』、全国学習・教育部長会議での講義『自由な時間と未来社会論――マルクスの探究の足跡をたどる』など、さらに理論的探求が発展しました。
これらをもとに、全国各地で学習会が開かれ、高校生サマーセミナー、学生向け企画、労働者の「集い」などが行われました。大学門前や駅頭での宣伝・対話も始まっています。私も東京で、夕方の帰宅時間にあわせたトワイライト宣伝にとりくみましたが、街頭で『Q&A』の本10冊を完売いたしました。もっと持っていたら、もっと売れたんじゃないかというふうに思いましたが、「共産主義と自由」という、私にとっても初めてのテーマでの対話宣伝が、こんなに響くのかと驚くような体験でした。
この運動は、まだ第1歩を踏み出したところですが、大きな手ごたえを感じています。
なにより、「共産主義と自由」を語り合うことは、日本共産党という党名と党が展望する未来社会への理解や共感を広げ、「自由がない」という共産主義へのイメージも百八十度変えていけるとりくみで、実にやりがいがあるし、とても面白い活動です。
12月に私が講義を行った大学生向けの企画(主催・「共産主義と自由」実行委員会、協力・民青早稲田班、民青新宿地区委員会)は、早稲田大学近くの建物をお借りして行われましたが、党や民青と結びつきがない学生がメールで申し込み、会場いっぱいの参加者となりました。質疑応答も次々に手が挙がりました。参加者から民青に加盟する学生、入党する青年が生まれていることは大変うれしいことです。
「共産主義と自由」というテーマは、社会主義・共産主義をめざしている日本共産党でしかできない対話で、質問もおのずと日本共産党と共産主義への率直で真剣なものとなります。最初の質問はキリスト教の信者だという方で、「共産主義には宗教の自由があるか」という質問でした。2人目は「一党独裁」にならないのか。どちらも、「自由」にかかわる率直な質問でした。その後も、次々手が挙げられ、そのなかで「資本主義は人間や環境を犠牲にしながらすすんでいくと思うが、商品があふれかえるなかで消費者として生きていく私たちは資本主義を克服することができるのでしょうか」という、資本主義に矛盾を感じながら、それを乗り越えることができるかという、人間の本質や生き方にかかわる質問も出されました。みなさんだったら、どう答えるでしょうか。考えるだけでも楽しくなってきませんか。
感想文では、「労働時間を減らし、自由に使える時間を増やすという考え方や、単純なスローガンをあえて使わず難しい現実を直視する姿勢に共感しました」という感想もありました。
こうして、「共産主義と自由」を語り合うというのは、「本当の富とは何か」「本当に豊かな人間の生き方とはどういうものか」、人間の生き方を深いところから語り合う機会となり、とりくむ側の私たちにとっても、参加者にとっても、楽しく心を揺さぶる対話が広がります。
この新しい開拓的挑戦を、今年はさらに全国規模に展開し、発展させる年にしようではありませんか。全国の学園で、街頭で、「共産主義と自由」を学び語り合う大運動にとりくむことを心からよびかけるものです。
党大会決定の生命力を私がどう実感してきたかをお話ししました。
年頭にあたって、全党のみなさんの英知を結集してつくった党大会決定に、あらためて立ち返り、まだ読んでいない同志はいまからでも読み、1度読んだ同志は2度、3度と読み、みんながこの決定を「道しるべ」として、今年の激動をたたかいぬくことを心からよびかけるものです。
参院選・都議選勝利をみんなの力を結集してやりとげましょう。そのためにもこの1月から強く大きな党づくりを新たな気持ちでスタートさせようではありませんか。綱領と党大会決定を力に、この党の魅力を広い国民に語って、対話して、選挙勝利と党づくりで素晴らしい結果を出す年にしようではありませんか。この決意を述べて、年頭にあたってのあいさつといたします。ともにがんばりましょう。ありがとうございました。