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2024年12月28日(土)

空自PFAS解明を

党北九州市議団 市に要請

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(写真)PFAS対策の申し入れをする党北九州市議団と市議予定候補ら=27日、北九州市小倉北区

 福岡県の航空自衛隊芦屋基地(芦屋町)で発がん性が疑われる有機フッ素化合物(PFAS)が高い濃度で検出された問題をうけ、隣接する北九州市の日本共産党市議団は27日、実態解明を国と防衛省に求めるよう、武内和久市長宛てに緊急に申し入れました。

 申し入れには、8人の党市議と、きた時子(八幡東区)、うど浩一郎(小倉南区)の両市議予定候補が参加。市内と近隣地域の自衛隊施設や民間企業など、専用水道も含めた測定値の公表や、芦屋基地の居住者・労働者・近隣住民の健康状態を把握する血液検査を要請するよう求めました。

 出席した市議らは、若松区や陸自小倉駐屯地での調査を要求。民間企業のPFAS使用量の把握などについて意見が出されました。

 市の担当者からは、市内でのPFAS検出の原因特定は一自治体では困難で国もその状況は認識しており、それも踏まえ対応を進めたいと話しました。

 申し入れ後、荒川徹市議団長は「PFAS汚染は市の権限を越えており、国に強く要望するよう求めていきたい。健康不安の解消には正確な実態把握、血液検査に加え、欧米に比べて緩い基準値をより厳しくする必要がある。国会議員団とも力を合わせて対策を訴えていく」と話しました。


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