2024年12月6日(金)
米兵性暴力摘発16件
沖縄・過去10年 西銘県議に答弁
沖縄県警は4日、不同意性交等罪と不同意わいせつ罪で米軍構成員らを摘発した件数と人数について、2015年までさかのぼる過去10年間で16件21人に上ると明らかにしました。県議会の代表質問に立った日本共産党の西銘純恵県議に対し、小堀龍一郎県警本部長が答弁しました。
米軍嘉手納基地所属の空軍兵が16歳未満の少女に性的暴行を加えたとして、不同意性交等罪の容疑などで起訴された昨年12月の事件をはじめ、米兵による女性暴行事件が昨年以降、県内で頻発しています。
小堀本部長は、昨年から今年10月末までに米軍構成員らを不同意性交等罪と不同意わいせつ罪で摘発したのは7件に上ると報告。10年間に摘発された事件の43・75%が、この1年10カ月の間に集中して起きたことになり、在沖縄米軍の規律の著しい緩みなどが問われる異常事態です。
また小堀本部長は、昨年以降の摘発数7件のうち起訴に至ったのは4件と答えました。