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2024年12月6日(金)

国保負担671件誤登録

青森・六戸町 マイナ保険証トラブル

 青森県六戸町は4日、健康保険証とマイナンバーカードを一体化する「マイナ保険証」への一本化にともなう作業で、国民健康保険加入者の負担割合671件が誤って「オンライン資格確認システム」に登録されていたと発表しました。

 同町によると2日、マイナ保険証で医療機関を受診した国保加入者の町民から「先月と今月で負担割合が異なると言われた」と町に問い合わせがありました。町が確認したところ、医療機関が保険資格を閲覧する「オンライン資格確認システム」に連携するデータに一部誤った負担割合が送信されていました。

 負担割合の誤登録があったのは70歳~74歳の国保加入者。本来2割を3割負担と誤登録したケースが659件でした。本来10割負担を3割負担と誤登録したのも12件ありました。期間は2日から3日で、委託業者が修正データを作成し4日には正しい負担割合を確認したとしています。

 原因は、「マイナ保険証」への一体化にかかる作業で、国保システムの全件資格データを処理して国保集約システムに送信する際、作業段階で負担割合にかかる処理に「漏れ」があり、誤った負担割合が送付されていたとしています。

 誤登録の対象者には個別に通知し、負担金の還付や納付を行います。負担金の把握にはレセプトの精査が必要で、数カ月かかる場合があるとしています。


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