2024年11月24日(日)
COP29inバクー
日本などに特大化石賞
NGO “気候危機の最大責任者”
アゼルバイジャンのバクーで開かれている国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)で22日、世界の環境NGOが参加する「気候行動ネットワーク(CAN)」は、条約で途上国に資金提供を義務づけられた日本など先進国の24カ国・地域に「特大化石賞」を贈ると発表しました。
特大化石賞は、交渉の進展やパリ協定の実施を最も妨げたと判断された国に贈られます。COP29期間中、日本は15日に主要7カ国(G7)として「化石賞」を受賞したのに続き2度目になります。
今年のCOPでは、途上国の温暖化対策のため先進国が拠出する資金目標がどれだけ引き上げられるかが最大の焦点です。
CANは「COP29の最大かつ最悪の化石賞は、気候危機を引き起こした最大の責任者」に与えられるとして、パリ協定が掲げる「1・5度目標」に整合するために世界で必要な資金を払う義務から逃れ続けていると述べています。
また、これらの国と地域は、お金がないといいながら、何千億ドルもの補助金や公的資金を化石燃料に集中していると批判しています。