2024年11月14日(木)
水俣病早期全面解決の好機
党国会議員団PTが患者団体と懇談
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日本共産党国会議員団の水俣病問題の早期全面解決をめざすプロジェクトチーム(水俣病問題PT)は12日、各党要請に訪れたノーモア・ミナマタ被害者・弁護団全国連絡会議の役員と懇談しました。PT責任者の山下芳生党副委員長・参院議員と事務局長の仁比聡平参院議員、副責任者の田村貴昭衆院議員、井上哲士、吉良よし子両参院議員が出席しました。
水俣病不知火患者会の元島市朗事務局長は「総選挙で水俣病患者救済を一日も早くという願いの実現を切り開く政治的好機が生まれた。国民的な運動と世論を一気につくり上げ、解決をはかりたい」と要請。ノーモア・ミナマタ東京弁護団長の尾崎俊之弁護士は「この間の三つの地裁判決(大阪、熊本、新潟)で、国が切り捨てた人の中に水俣病患者がいることが明らかになった。しかし、原告は高齢化しており、高裁、最高裁と判決を待っていては救済できない。参院選までに救済の道筋をつけてほしい」と要請しました。
山下氏は「総選挙でつくられた好機を生かして、超党派の議連で協議し、皆さんの要望を聞く場を設け、与党にも働きかけたい。被害者全員が救済される道を開く運動と世論をともにつくりたい」と応えました。