2024年11月12日(火)
賭けゴルフ疑惑 徹底究明を
自民県議書類送検 共産党熊本県委が声明
熊本県警が自民党熊本県連の県議や同元県議ら計13人を常習賭博の疑いで書類送検したことを受け、日本共産党熊本県委員会は9日、自民党県連に「問題の徹底究明と県民が納得のいく対応を求める」声明を出しました。
この問題は、3月に熊本市在住の女性が告発状を提出していたもので、容疑は2019年12月から23年7月にかけて、県内外のゴルフ場で20回、現金を賭けたゴルフをしていたというもの。賭けゴルフに参加していたと名指しで告発された当事者である前川收・自民党熊本県連会長は「事実無根」と否定していますが、告発状には、賭けゴルフが行われたとする日時、場所、参加者が具体的に記載されています。
声明では、賭けゴルフは「賭博」であり違法行為だと指摘。「自民党の県議、元県議らが長期にわたって違法行為を繰り返していたという疑惑がもたれており、自民党は県民の納得が得られる徹底した調査を行い、告発された内容がもし事実であるということが認定されれば、全員議員辞職すべき」だとしています。
自民党県議の不祥事をめぐっては、ことしに入ってからだけでも、グラウンドゴルフへの協賛金(吉永和世県議、書類送検)や後援会が主催するゴルフ大会への景品提供(松村秀逸県議、公職選挙法抵触疑いと報道)など、繰り返し問題を起こしています。