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2024年11月12日(火)

伐採まだ止められる

東京 神宮外苑フィールドワーク

写真

(写真)報告するロッシェル・カップ氏(前列左)=10日、東京都新宿区

 多数の樹木を伐採することに批判の声が上がっている神宮外苑(東京都新宿区、港区)の再開発問題で10日、市民団体有志が呼びかけて樹木伐採・移植の現場などを見て回るフィールドワークが行われました。

 米国人経営コンサルタントのロッシェル・カップ氏は、10月28日に三井不動産など事業者が樹木の伐採に着手したことに対し、市民グループが協力して「10/28から始まる神宮外苑 樹木伐採に反対する有志の会」を立ち上げ、事業者に伐採見直しを求める要望書を提出したと報告。「『伐採が始まったのに抗議を続けるのか』との声もあるが、まだいくつも承認のステージがあり、止めることは可能だ。声を上げていこう」と訴えました。

 参加者は、高木の伐採・移植が始まっている建国記念文庫の森を視察したり、事業者が移植を検討(以前は伐採予定)と説明している秩父宮ラグビー場前のイチョウ並木を見て回ったりしました。

 「神宮外苑の緑と空と」の角井典子氏は、工事が進む建国記念文庫の森は神宮外苑の緑において重要な場所だと強調。「移植をしても本来の生態系は失われる」と説明しました。

 環境活動家の小野りりあん氏は「私たちが声を上げることで守れる命が増えているし、まだ守れる命がある。あきらめずに行動しよう」と呼びかけました。

 超党派でつくる「神宮外苑の自然と歴史・文化を守る国会議員連盟」や「神宮外苑再開発をとめ、自然と歴史・文化を守る東京都議会議員連盟」の議員なども参加しました。


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