2024年11月12日(火)
形勢揺れ 一手違い 難戦激戦の決勝戦
赤旗全国囲碁・将棋大会
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第59回赤旗全国囲碁・将棋大会は2日目の10日、準々決勝から対局が行われました。
囲碁の決勝は竹内怜櫂(れいる)さん(17)=神奈川=と西川貴敏さん(33)=大阪=の初出場同士の東西対決になりました。将棋の決勝は初出場の小林智晴さん(26)=栃木=と2回目出場の銭本裕生(ぜにもと・ひろお)さん(24)=神奈川=の20代対決。いずれも若くフレッシュな顔ぶれとなりました。
囲碁は序盤から中盤と形勢が揺れ動き、最後のヨセで白番の西川さんが逆転して1目半勝ちを収めました。
西川さんは「決勝は最後の最後に逆転したと思ったけれど、地合いの計算が間違っていたらどうしようと心配でした」と難戦を制した喜びを語りました。
囲碁審判長の小島高穂九段は「みなさん強くて、私ならとても勝てません。これからも本大会に参加して頑張ってほしい」と激励しました。
将棋はにらみ合いの駆け引きから、最後は激しい攻め合いになり、激戦を一手違いで小林さんが制しました。
小林さんは「優勝はできすぎです。いままでアマチュアの全国大会の決勝戦に出ても勝てなかったので、言葉にできないほどうれしい」と喜んでいました。
将棋審判長の屋敷伸之九段は「決勝戦は大激戦でした。本大会も59回になり、歴史の長い大会が今後も続くことを願っています」と関係者をねぎらいました。