2024年11月9日(土)
府立高つぶし撤回を
大阪 5千人超の署名提出
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大阪の高校を守る会(奥野喜久夫会長)は8日、大正白稜高校(大阪市大正区)と福泉高校(堺市西区)の府立2高校の募集停止案の撤回を求める5450人分の署名を、府教育委員会の水野達朗教育長宛てに提出しました。
奥野会長は「行ける学校の選択肢がなくなってきている。道理のない高校つぶしはやめて、全ての子どもたちが教育を受けやすい環境を」と訴えました。
区内から高校がなくなる大正区の住民は、自転車通学が困難になる子どもや交通費負担などの問題を訴え。元福泉高校教員は定員割れの高校は魅力のないダメな学校というレッテルが貼られ、生徒や卒業生を傷付けていると批判しました。
募集停止案は、3年連続志願者が定員に満たない学校を再編整備の対象とする府立学校条例と、2023~27年度の5年間に9校を廃校する「再編整備計画」に基づくもの。14年度から延べ19校が廃止・廃止方針決定されています。署名では、府立学校条例の見直しや少人数学級の実現なども求めています。