2024年11月9日(土)
物価高上回る年金を
年金者組合・全労連が「一揆」
自公政権による公的年金の実質減額や物価高への無策に「もう黙っていられない」と全日本年金者組合と全労連は8日、東京・日比谷野外音楽堂で「年金一揆&フェスタ」を開き、1800人(主催者発表)が「物価上昇を上回る年金引き上げを」と訴えました。「世直しの導火線なりこの一揆」のむしろ旗川柳が紹介され、総選挙で示された自公政権への怒りを力に社会保障拡充へ運動を広げようと呼びかけ。集会後、パレードしました。
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主催者あいさつした杉澤隆宜委員長は、年金を100年先まで減らそうと法改悪を狙う政府に対峙(たいじ)し、マクロ経済スライド廃止や最低保障年金の創設などを求めていくと訴え。「物価高を上回る年金を求める運動に期待が寄せられている。年金者組合の出番だ」と強調しました。
全労連の秋山正臣議長は、「現役世代の保険料引き上げになる」と年金抑制の姿勢を変えない政府を批判。「国民の命と暮らしを守るのが政府の役割だ。改憲を許さず国民の命と暮らしを大切にする政治を実現させるため自民党政治を終わらせよう」と呼びかけました。
最高裁で不当判決が続く年金裁判について加藤健次弁護士は、「まだ8件残っている。10年間の闘いの爪痕を残すため頑張る」と訴えました。
4都県の代表が「宣伝で『物価高で生活が大変』と話しかけてくる人が増えている」「仲間を増やして要求を前進させよう」と表明。朗読劇では国民年金を40年かけても平均受給額が月5万6千円程度だとして「年金カットを決めた人たちはこの実態を分かっているのか。私たちはパーティー券を売ってキックバックを受け取ることもできない」などと語りました。
日本共産党の吉良よし子参院議員があいさつしました。