2024年11月2日(土)
都市再開発 実態問う
全国研究集会 もうけ優先・まち壊し
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第57回「区画整理・都市再開発対策全国研究集会」が1日、東京都内で開かれました。巨額の税金を注ぎ、全国で進められている都市再開発について市民らが話し合いました。大企業のもうけ優先、住民追い出し、まち壊しの実態について全国の市民が報告しました。集会は3日まで。
主催は「NPO法人区画整理・再開発対策全国連絡会議」です。
東京都中野区の区民は、昨年7月に閉館した「中野サンプラザ」の跡地に高層ビルなどを建てる再開発事業が工事費高騰などで見直しを迫られているとして、「稼ぎ最優先の無理な再開発モデルは限界に達しつつある」と話しました。
「住み続けられるまちづくりをめざす品川区民の会」は、2022年に発足し、現在9団体が加盟し、個々の住民運動をつないでいると話しました。
「徳島市・新町西再開発の白紙撤回を求める市民の会」は、まち壊しの再開発を強引に推進する市長をリコール運動などで追い詰め、計画の見直しを迫ってきたと語りました。
専修大学の白藤博行名誉教授が記念講演。今年の国会で成立した改定地方自治法は、これまでの地方自治法の目的、理念、内容に反する「逆分権化」を進めるものだと語りました。