2024年10月25日(金)
どう考えても選挙のためのお金
田村委員長、首相発言を批判
日本共産党の田村智子委員長は24日、遊説先の徳島市で記者団の取材に応じ、自民党の裏金事件をめぐり総選挙で非公認とされた候補が代表を務める支部に同党本部が政党助成金を支給していた問題で、石破茂首相(同党総裁)が「非公認候補に出したものではない」などと述べたことについて、「自民党支部は小選挙区単位でつくられており、支部長が候補者だ。どう考えても、選挙のための2000万円にほかならない」と批判しました。
田村氏は、石破氏自身が自民党の公約を知らせるためのものだと述べているとし、「これが選挙活動と言わずしてなんのお金か」と強調。また、総裁・幹事長室から出された文書には「個人版『自由民主』の号外作成や新聞折り込みで使ったことを認めている。裏金候補を裏公認したものにほかならない」と断じるとともに、「原資は国民の税金である政党助成金。税金が裏金候補の選挙活動に使われるということであり、まったく許せない」と厳しく指摘しました。
記者から「国民にどう響くか」を問われた田村氏は「国民が怒っているからこそ、SNS上でもたいへんな拡散がされている。日本共産党が暴いたことだとどこまで届くかだ。躍進のチャンスを訴え抜いていきたい」と答えました。