2024年10月24日(木)
自民 各業界に御用聞き
82団体“ぐるみ選挙”てこ入れ
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自民党が総選挙で企業・団体を動員するために、各企業・団体から要望の聞き取りを全国で行っていることが23日、本紙が入手した資料でわかりました。企業・団体の要望を聞く“見返り”に選挙支援を求める利益誘導の形です。
用紙は「党本部団体・企業班候補者支援 要望事項返信用紙」というもの。沖縄県内で入手しました。衆院沖縄1区は、「オール沖縄」代表の、あかみね政賢候補=日本共産党=と、自民党候補らが1票を争う大激戦となっています。
この用紙には、自民党本部の「団体・企業班」あてのファクス番号が書いてあります。
企業・業界団体の要望を書き込む欄があります。要望については「党本部は対応に最善を尽くします」としたうえで、「結果としてご要望に添えない場合もある」としています。
また、どの業種に該当するか、業種別で82ある全国団体名が並んでいます。業界団体は14分野(法務、財金、教育、宗教、厚生、環境、労働、農水、商工、運輸、情通〈情報通信〉、建設、防衛、生安)と多岐にわたります。
神道政治連盟やJA、日本建設業連合会などの名前が目を引きます。
自民党本部は本紙の取材を拒否しました。