2024年10月24日(木)
維新・馬場代表発言は「不正確」
「共産党も企業・団体献金禁止」
「朝日」報道
「企業・団体献金を受け取っていないのは数ある政党の中でも維新の会だけ」という日本維新の会の馬場伸幸代表の発言について、朝日新聞は23日付の「ファクトチェック」欄で「不正確」と判定しました。併せて、「共産党は企業・団体献金を受け取っていないとしており、党綱領で企業・団体献金を禁止している」と指摘しています。
問題の発言は、16日の東京都内の街頭演説でのもの。「朝日」は「不正確」の根拠として、共産党が2004年の綱領改定で企業・団体献金禁止を明記したこと、田村智子委員長の報道番組での発言「裏金の温床になっている企業・団体献金の全面禁止が政治改革には不可欠だ」(15日)を挙げています。
一方で同紙は、維新が今年1月に発表した「維新版政治改革大綱」で、企業・団体献金の「完全廃止」を打ち出し、衆院選公約にも「全面禁止」を盛り込んでいると紹介。6月に成立した抜け道だらけの改定政治資金規正法では、立憲民主党、維新、共産党、国民民主党などが抜本改革を求めていたが見送られたとしています。
しかし、維新は形を変えた企業・団体献金である政治資金パーティーで企業にパー券を購入してもらっています。政治資金規正法の改定でも、企業・団体献金の禁止を盛り込まないことで自民・公明両党と合意し、衆院で賛成、参院では反対しました。馬場氏の発言は二重三重の虚偽を含んでいます。