2024年10月23日(水)
水俣病患者救済 早く
訴訟原告団 小池書記局長に要請
![]() (写真)街頭演説の後、ノーモアミナマタ訴訟原告団の人たちの要請を聞き、握手する小池書記局長(右から3人目)=22日、熊本県八代市 |
日本共産党の小池晃書記局長は22日、熊本県八代市で、水俣病不知火患者会ノーモア・ミナマタ第2次国賠訴訟原告団の本田征雄副団長らから「水俣病患者の早期救済を」と求められ、一刻も早い解決に向け全力で取り組む決意を語りました。
本田氏は、自身の地域だけでも亡くなった水俣病患者は10人超にのぼるとして、「救済される前に亡くなったことはとても残念だ」と悲痛の思いを吐露。1956年に公式確認されて68年、水俣病患者の救済に向け、共産党などが救済へ懸命に取り組む一方、国や県は患者のほうを向いていないと指摘。「今度の選挙で党の議席を増やして、この問題を早く終わらせてほしい」と求めました。
小池氏は「これ以上、救済を長引かせることは許されない。一刻も早く解決することに全力を挙げたい」と応じました。
衆院解散前に日本共産党国会議員団として、水俣病被害者の早期全面救済を政府に要請していたと説明。今年5月に環境相と患者団体の懇談中、環境省職員がマイクを切る事態が起きたことにもふれ、「反省しているかのようなポーズを取りながら実際には、のらりくらりと被害者の要求を退け続けているのが環境省の態度だ」と批判し、「もう時間が限られ、一刻も早い救済が必要だ。今度の選挙で議席を増やし、政府を動かしていく」と力を込めました。









