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2024年10月19日(土)

北海道での議席奪還、躍進の力

田村氏 社会保障予算増呼びかけ

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(写真)田村智子委員長(左)、宮内しおり2区重複比例候補(右)とともに訴えるはたやま和也比例候補=18日、札幌市厚別区

 日本共産党の田村智子委員長は18日、札幌市内での街頭演説で、衆院比例北海道ブロック(定数8)の、はたやま和也候補(元)の議席奪還のため、「比例は日本共産党と広げに広げ、何としても勝利を勝ち取らせてください」と呼び掛けました。はたやま、宮内しおり(北海道2区重複)の両候補がマイクを握りました。

 田村氏は、はたやま候補が国会で畜産業の飼料高騰問題の解決や地域交通、とりわけ鉄路の維持・発展を訴えてきたと紹介。「ここ北海道で議席をとらずしてどうする。北海道での議席奪還こそ党躍進の力になる」と力強く訴えました。

 田村氏は暮らしにかかわる社会保障制度について、「選挙の大争点になっている」と指摘。物価高騰にもかかわらず、年金が増えない中、「これでどうやって暮らしていけというのか」「公明党がいう『100年安心』どころか毎日が不安の年金制度だ」と批判し、「物価が上がったら増える年金。最低保障で年金の底上げを」と強調しました。

 田村氏はさらに、高い保険料を払っているのに介護が受けられないとして、「介護の崩壊を止めなければならない」と主張。介護保険への国の負担割合を引き上げ、「高齢者の尊厳を守るとともに、ヤングケアラー、介護離職など現役世代の深刻な問題を解決するために、力をあわせよう」と力説しました。

 田村氏は、この間の党首討論で、日本維新の会や国民民主党などが「若者支援のため」だとして、高齢者の負担増を「声高に主張している」と告発。「社会保障とは何のためにあるのか。年をとっても、病気になっても、介護が必要になっても、大丈夫ですよと社会全体で支えるためにあるのではないか」「一人ひとりの人間が個人の尊厳をまっとうしていきるためにあるのが社会保障制度だ。社会保障の予算を増やして何が悪いのか」と呼び掛け、この立場に確固として立つ日本共産党の躍進を訴え、大きな拍手を受けました。


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