2024年10月16日(水)
裏金で党非公認も自民応援の無反省
萩生田候補第一声に参院議員・都連会長
15日公示された衆院選では、裏金事件を受けて自民党非公認となった萩生田光一元党政調会長らが、無所属で立候補しました。東京では、党非公認とされながらも、選対を自民党の地方議員らが固めた所もあり、出陣式には自民党の国会議員が駆け付けています。
政治資金収支報告書の不記載額が2728万円だった萩生田・東京24区候補の出陣式(東京都八王子市)では、有村治子参院議員と東京25区の候補者である自民党の井上信治・東京都連会長が演説しました。
萩生田氏は、裏金について「派閥のルールを踏襲したとは言え、反省をしている」などとし謝罪したものの、意図して裏金をつくったり、脱税したりしたことは、「一切ない」とし、「野党の候補は、私の批判のために八王子を選んだ人たちが大勢いる」などと述べました。癒着が指摘されている統一協会(世界平和統一家庭連合)に関しては一切言及しませんでした。
成増駅(板橋区)で行われた下村博文・11区候補の出陣式では、生稲晃子参院議員が「全力で応援する」と語りました。下村氏は「板橋においても、自民党の2人の都議会議員、16人の区議会議員がみんなそろって、今までと同じように支えていただいている」と発言。裏金については、「裏金ではなく、ノルマ以上に秘書がいろんな方々にお願いをしてチケットを売り上げ」たと弁明しました。
不記載額が1817万円の平沢勝栄・17区候補の出陣式(葛飾区)では、朝日健太郎参院議員が演説。平沢氏は裏金については明言せず、「いろいろ問題がありました」とのみ発言。「平沢は自民党、自民党は平沢」「反省しろよ自民党、反省しろよ平沢。だけどやっぱり自民党、だけどやっぱり平沢」と語りました。