2024年10月12日(土)
比例ブロックの様相
東北ブロック(定数12) 「東北の命綱」必ず確保を
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比例東北ブロックで日本共産党は、高橋ちづ子(65)=前=、吉田恭子(43)=新、岩手1区重複=、大内まり(46)=新=予定候補を先頭に得票46万5000票、得票率10%以上で現有議席の絶対確保めざし奮闘しています。
東北では比例定数が1議席減、小選挙区定数も2議席減と、全体で3議席減る中、いずれの政党も比例を主戦場に位置づけています。
自民党は業界団体ぐるみの組織戦を強化し、現有1議席の公明党は2議席獲得をねらってSNSも大規模に活用。日本維新の会は、前回は宮城県だけだった小選挙区候補を他県でも擁立しています。
立憲民主党は比例復活のため惜敗率をめぐり党内でも激しいたたかいに。れいわ新選組は東北比例で1議席めざすと宣言し、社民党、参政党も候補者を擁立するなど、かつてない数の政党が立候補する大激戦の様相です。
大幅上積み必要
日本共産党は2021年の解散・総選挙では29万票、直近の22年参院選では22万票と得票を減らしており、参院選比1・4倍となる大幅な上積みが必要となっています。
長年の支持者との対話でも「ちづ子さんの名前じゃなく党名を書くと知らなかった」との声が出るなど、全有権者規模への制度の説明と「比例は共産党」の呼びかけが必須。党東北ブロック事務所も、1996年の小選挙区比例代表並立制の始まりから9回の総選挙をたたかった中で、今回が最も厳しいとし「『今度も大丈夫だろう』と、これまでと同じ構えでは『東北の命綱』高橋さんの議席を本当に失う」と、危機感を強めて呼びかけています。
制度改善は使命
コメ不足など自民党農政による減反押し付けの影響や、東日本大震災、福島第1原発事故など多くの課題が直撃する東北地方。高橋氏は、相次ぐ豪雨災害の被災地に駆け付け、住民や自治体の切実な声を聞き、「制度が不十分なら制度を変える。それが政治の役割だ。私の使命だ」と国会に届け続けてきました。
党国会議員団「福島チーム」の代表として現地調査を繰り返し、原発事故、海洋放出問題で避難者や漁業関係者らと懇談を重ねてきました。地元紙による東北選出の衆院議員の過去3年間の発言分析では、財務相や予算委員長を除いた34人の中で高橋氏は発言回数、発言量ともに1位。東北と国会を結ぶ、まさに「東北の命綱」として7期21年駆けてきました。
宝の議席をなんとしても勝ち取るため、支部・後援会は「定例の街頭宣伝を数も規模も倍に増やそう」「SNSを覚えて活用しよう」など活動の飛躍を確認し合い、「比例は共産党」と訴えています。