2024年10月12日(土)
共産党の躍進で、自民党政治の中身を変えよう
静岡・岐阜 小池書記局長が訴え
![]() (写真)声援に応える(左から)山越とおる1区予定候補、小池晃書記局長、もとむら伸子比例予定候補、三尾圭司2区予定候補=11日、岐阜市 |
総選挙(15日公示、27日投票)に向けた取り組みが本格化した11日、日本共産党の小池晃書記局長は静岡、岐阜両市の街頭演説で、衆院比例代表東海ブロックの、もとむら伸子、山口ゆうき両予定候補らとともに「今度の選挙では、一貫して自民党と対決し、希望ある道を示してきた共産党の躍進で、政治の中身をもとから変える選挙にしよう」と力強く訴えました。
小池氏は、静岡地裁による袴田巌さんの再審無罪判決が確定したことにふれ、法務委員として袴田さんを支援してきたのが、もとむら氏だと紹介。判決に長い年月を要したのは政府や国会が再審法の改正をしなかったからだと指摘し、「私たちには再審法を改正する重い責任がある。『比例は共産党』と広げ、人権を守る大事な議席を必ず守り、2議席目を奪還させてほしい」と訴えました。
石破首相が自民党の裏金問題で処分された議員12人を非公認としたことについて「あとの裏金議員34人は、おとがめなしで公認した」と指摘。しかも「非公認の裏金議員が当選した場合は、追加公認する」としていることにもふれ、「まるで『裏金議員ロンダリング』だ。今度の総選挙をみそぎの場にしようとしている」と批判し、「こういう自民党につける特効薬は、企業・団体献金禁止を訴え、自ら受け取らない共産党だ」と呼び掛けると聴衆から大きな拍手が湧き起こりました。
小池氏は、今後30年以内の発生が懸念されている南海トラフ地震で原発事故が起きれば「住民が安全に避難することなど困難だ」と指摘。「世界一危険な原発」と呼ばれる静岡県内の浜岡原発は「再稼働せずに廃炉にするべきだ」と訴えました。
岐阜県の瑞浪市のリニア中央新幹線のトンネル工事で水枯れ・水位低下が発生した問題にも言及。「JR東海は、この問題に早く気が付いていながら、岐阜県への連絡も、工事一時中断の判断も遅れた。JR東海の隠蔽(いんぺい)体質がここでも明らかになった」として、「問題だらけのリニアは中止しかない」と強調しました。
小池氏は、東京・調布市の外環道工事で陥没事故が起きたことにもふれ「そもそも大深度地下なら、勝手にトンネル工事して良いとする大深度地下使用法が問題であり、共産党は廃止法案を提出した。リニア中止の願いも共産党へ託してほしい」と力を込めました。
静岡駅前で山口氏は「自民党政治を大もとから変え、学びも子育ても誰もがあきらめなくてよい社会に」と訴え。岐阜駅前で、もとむら氏は「金もうけ最優先の政治から、一人ひとりの命と暮らしを大切にする未来を目指しているのが共産党だ」と語りました。









