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2024年10月10日(木)

今期で勇退 2氏のあいさつ(要旨)

 今期で勇退を表明した日本共産党の穀田恵二、笠井亮両衆院議員が9日の党議員団総会でおこなったあいさつ(要旨)は次の通りです。

被災者支援法 実った

穀田議員

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(写真)あいさつする穀田恵二国対委員長=9日、衆院第1議員会館

 国会へ送り出していただいた有権者の皆さん、共産党の後援会や支持者、党員スタッフの皆さん、国会事務局、そして国会に関わるたくさんの方々に改めて御礼申し上げます。

 志位議長とともに93年に初当選でした。政治改革の特別委員会に所属して発言を行うことからスタートしました。また、当時志位さんといっしょに阪神・淡路大震災の現場に駆けつけ、国会で初めて“個人補償”を提起し、今日の被災者生活再建支援法に実ったことを今でも忘れることはできません。

 「わだつみの悲劇をくりかえすな」を信条に戦争と平和を巡る問題で、日米軍事同盟の秘密協定を暴いたこと、侵略戦争と植民地支配によって行われたさまざまな否定的現象を克服する、「過去の克服」という問題にも取り組んできたことを、誇りに思います。

 いよいよ総選挙です。今度の選挙は歴史的な前進のチャンスです。党が伸びることが政治を良くすることであり、国会を動かすことであると身に染みて感じています。比例を軸に、今度こそ新たな前進を遂げる。私も最後まで皆さんと一緒に駆け抜けて勝利をつかみたいと思います。

核禁条約 立ち会えた

笠井議員

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(写真)あいさつする笠井亮議員=9日、衆院第1議員会館今期

 今回をもちまして議員としては区切りですが、新しい挑戦のスタートに立ったという思いです。ここにおられる皆さん、諸先輩、そして全国の皆さんに、心から感謝を申し上げたいと思います。

 歴代12人の首相と真っ向から論戦をしてきました。痛感するのは、大もとに迫って動かす日本共産党ならではのチーム力です。やらせメールを告発して原発再稼働を止めたこと、コロナ禍で苦しむ中小業者への徹底支援、改憲派の超ベテラン自民党重鎮を「共産党さえいなければ」と改憲が進まず悔しがらせたことなど、どれも国会議員団と事務局の皆さん、「しんぶん赤旗」、地方議員団と支部、各界のたたかいがあってこそ。その力は今、自民党政治を行き詰まり極まるところまで追い詰めています。

 また、被爆2世の国会議員として核兵器禁止条約の誕生に立ち会え、欧州の気候対策を調査して日本の課題を追求し、歴史の歪曲(わいきょく)を許さず朝鮮王朝儀軌(ぎき)をもとある韓国に戻させたことなど、世界の流れを太く推進する日本共産党ならではだと確信しています。

 いよいよ頑張りいかんで自民党政治をもとから変える歴史的チャンス。何としても首都東京から党の躍進へ力を尽くしたいと思います。


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