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2024年10月10日(木)

共産党など4党「会期延長を」

最後まで十分な審議提案

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(写真)会期延長を額賀福志郎衆院議長(左から3人目)に申し入れる4党国対委員長(右側の5氏)。右から3人目は穀田恵二国対委員長=9日、国会内

 日本共産党、立憲民主党、日本維新の会、国民民主党の4党は9日、臨時国会の会期延長を申し入れるなど、論戦を回避して党利党略の衆院解散に打って出る石破内閣と徹底的にたたかいました。

 4党の国対委員長は同日午前、石川県・能登半島の災害に対する補正予算の成立や、総選挙前に国民に判断材料を示すために予算委員会での質疑が必要不可欠だとして、臨時国会の会期を37日間延長するよう申し入れました。しかし、その後開かれた衆院議院運営委員会で、自民党・公明党は4党による申し入れに反対し、会期延長を拒否しました。

 こうした与党の姿勢に対して、4党党首が国会内で会談し、内閣不信任決議案を提出することで一致。同日午後、4党そろって不信任決議案を提出しました。

 決議案は提出理由で、石破茂首相が、解散前に予算委員会を行うとの主張を翻して衆院解散を強行するなど言行不一致を繰り返し、内閣の信頼は失墜したと指摘。能登半島の災害への補正予算や、裏金議員の説明責任、統一協会と自民党との関係の調査などを石破内閣が放棄しているとして、政治への国民の信頼を取り戻すために内閣総辞職を求めました。

 夕方の衆院本会議で、額賀福志郎衆院議長が衆院解散の詔書を読み上げ、衆院は解散しました。


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