2024年10月10日(木)
国会議員団総会
田村委員長のあいさつ
日本共産党の田村智子委員長が9日、国会議員団総会で行ったあいさつは次の通りです。
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先ほど、野党党首会談を行いました。その中で、予算委員会を開かず会期延長の要請にも応えない石破政権に対して、野党は一致して不信任決議案を出すことを確認しました。
論戦を回避し、党利党略の解散を打って出ようとしている石破政権に対して、最後まで攻めに攻め抜いて解散・総選挙を迎えようではありませんか。
古い自民党政治を継承している石破政権の化けの皮が全て剥がれ落ちた
この臨時国会は、わずか9日間という短い会期となりました。しかしわずかな会期の中でも、石破政権が国民の期待に一かけらも応えることができないという、まさに化けの皮が全て剥がれ落ちたと言える国会だったのではないでしょうか。
裏金問題では、新たに「しんぶん赤旗」日曜版がスクープを出し、石破派・水月会の裏金疑惑を報じました。
これに対して石破(茂)首相は、自らの派閥の調査をするともいえない、パーティー収入の不記載は他にないかと聞いてもまともに答えられない、新たな問題をどんなに指摘しても再調査をやるといわない。まさに裏金隠しで解散しようとしています。
経済と暮らしの問題では、石破氏が自民党総裁選でいったことが次々と手のひら返しとなりました。所信表明演説でも代表質問の答弁でも、まるでこれまでの自民党政権の使い古された答弁のまた使い回しを、ただ聞かされた国会論戦だったのではないでしょうか。
結局、古い、国民の信を完全に失った自民党政治を、ただ継承しているのが石破政権だといわなければなりません。
日本共産党は自民党政治の行き詰まりを改革する提案を全面に示した
日本共産党は改革の提案を全面に示しました。自民党政治の行き詰まりを改革する提案を持っている政党はどこか、その改革を国民の皆さんのたたかいとともに進めようとしている政党がどの政党か、このことを明瞭に示した臨時国会になったのではないでしょうか。
わが党がこれまで示してきた「経済再生プラン」「東アジア平和提言」が豊かに肉付けられ、発展し、論戦をすることができたと強調したい。とくに、経済の立て直しには人間らしい働き方が必要だ、そのためには収入とともに自由な時間が必要だということを、国民のみなさんに提起し、多くの国民の中に響いている状況をつくり出しているのではないかと思います。
新しい希望の政治を開く確かな道を訴え日本共産党の躍進を勝ちとろう
このことに確信をもって、これこそが新しい希望の政治を開く確かな道であると多くの国民に訴え、心ひとつに必ず日本共産党の躍進を勝ちとろうではありませんか。私も先頭に立って奮闘する決意を申し上げ、あいさつといたします。頑張りましょう。