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2024年10月10日(木)

早くも落ち目の自民党、共産党躍進で審判を

川崎では志位議長 第一声

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(写真)声援にこたえる志位和夫議長ら各予定候補=9日、川崎市高津区

 志位和夫議長は9日、川崎市溝の口駅前の解散第一声で、石破政権について「予算委員会をやらず疑惑隠し、争点隠しで選挙に逃げ込みました。早くも逃げ腰、落ち目です」と痛烈に批判し、「総選挙での日本共産党の躍進で厳しい審判を下しましょう」と熱く訴えました。

 第一声では衆院比例南関東ブロックの、はたの君枝、さいとう和子、横山せいご(神奈川3区重複)3予定候補と神奈川の小選挙区予定候補がともに訴えました。駅前のデッキに演壇を立てた演説会場は、志位氏が訴え始めると、道行く人も足を止め、いっぱいに。「そうだ」「いいぞ」と盛んな声援が飛びました。

 志位氏は、自民党の裏金問題について「問われているのは選挙での裏金議員の公認問題での羊頭狗肉(くにく)だけでなく、そもそも裏金問題が『犯罪』だという認識と反省があるかです」と指摘。国会の代表質問では、裏金事件が「大政治犯罪」だという認識があるかを問うたが「石破首相は『重大な問題で深くおわびする』と言うだけで大政治犯罪と決して認めませんでした」と批判しました。

 さらに「しんぶん赤旗」日曜版が石破派の裏金疑惑をスクープしたことで、石破派も主要5派閥と同じく深刻な裏金疑惑が問われていると強調。石破首相は「事務的ミス」と弁明したが「同じ政治団体からの収入が4年連続で不記載になっている。そんな『事務的ミス』などあり得ない。反省もなければ、再調査も言わない」と批判し、「反省できない自民党につける薬はただ一つ、共産党の躍進です」と訴えました。

 志位氏は、石破首相が「アベノミクスは正しかった。賃上げが進んだ」などと事実をねじ曲げて、これまでの自民党の経済失策を「引き継ぐ」と表明し、賃上げのための中小企業への直接支援については必要ないとの立場を否定しなかったと指摘。一方で日本共産党が、賃上げと一体に労働時間を短縮する「自由時間拡大推進法」を提唱していることを紹介し、次のように訴えました。

 「人間はただ働いて、食べて、寝るだけの存在ではありません。どの人もみんな、自分自身の潜在能力の可能性をのびのびと発展させる権利を持っています。働く人が、人間らしい生活を営む『収入』とともに、余暇や趣味を楽しみ、豊かな教養を身につけ、家族と一緒の時間を楽しみ、社会活動にとりくむための『自由な時間』をもつことができる社会こそ、本当に豊かな社会と言えるのではないでしょうか。そういう社会を共産党と一緒につくりましょう」

 次に志位氏は、「日米同盟」の4文字で思考停止に陥ってしまう日米同盟絶対の政治でいいのかと問いかけ、「日本共産党は世界を対立するブロックに分断する軍事同盟強化には断固反対を貫きます」と表明。アジアや欧州でも憲法9条を生かした平和外交を行う日本共産党を伸ばしてほしいと呼び掛けました。

 最後に志位氏が、日本共産党がめざす社会主義・共産主義の魅力を語り、支持を訴えると、聴衆が大きな拍手で応えました。


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