2024年10月8日(火)
きょうの潮流
みずみずしく、つやつやとした炊き上がり。水分がたっぷりとふくまれ、食感もやわらかな新米の季節です。収穫されたばかりの新鮮な米は、つやや風味、粘りや香りが最高の状態に▼今年は米不足も相まって入荷が待ち望まれていました。しかし、ようやく店の棚に並んだかと思えば例年よりも値が高い。近くのスーパーでは5キロ3千円台がずらり。資材の高騰や酷暑で米価の上昇はしばらく続きそうです▼ただし、米はまだ茶わん1杯で40円ほど。他の食品と比べて割安とはいえ、収まらない値上げの波が食欲の秋を襲います。10月は今年最多の2900品目余りが。背景には異常気象などによる原材料高に加え、人手不足に伴う物流費や人件費の上昇があるといいます▼物価高の影響は内閣府の意識調査にも。「経済的なゆとりと見通しが持てない」と答えた人は過去最多となり、日本で悪い方向に向かっている分野を聞いても「物価」が約7割とトップでした▼政府に求める対策を世論に問えば、つねに一番は物価高。今日の深刻な生活苦は自然現象ではなく、すべてが自民党の経済失政の結果ではないか。国会で志位さんが石破首相に迫りました。これまでの失政を、あなたは引き継ぐつもりなのかと▼賃金や年金が物価高に追いつかず、生活が苦しいと訴える人びとの悲痛。他方で空前の富を蓄えている大企業や大金持ち。自民党政治による人災から、くらしを救い経済を立て直す政治を。その道筋を示しているのは日本共産党だけです。








