しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2024年10月7日(月)

比例ブロックの様相

北関東ブロック(定数19) 2議席奪還へ党員ら全力

写真

(写真)訴える塩川鉄也議員

写真

(写真)訴える梅村さえこ予定候補

写真

(写真)訴える高橋誠一郎予定候補

 比例北関東ブロック(茨城・栃木・群馬・埼玉の4県)で、日本共産党は塩川鉄也衆院議員=現=、梅村さえこ予定候補=元=、高橋誠一郎予定候補=新、茨城1区重複=を擁立し、今度こそ2議席奪還しようと奮闘しています。

 自民党の新総裁に石破茂氏が決まった先月27日、さいたま市大宮駅前で塩川氏と梅村氏が、緊急街頭演説に立ちました。

反響と声援あり

 塩川氏は「自民党は顔を替えただけ。統一協会との癒着も、裏金疑惑も解明しない。日本共産党が伸びてこそ、自民党政治を大もとから変えることができる」、梅村氏は石破氏が「核共有」や9条改憲の議論が必要だとしていることを「安倍政権以来のアメリカとともに戦争する国づくりが、さらに危険な方向に進む恐れがある」と批判。聴衆からは「石破さんでも誰でも自民党は変わらない。共産党頑張れ」の反響がありました。

 塩川氏はこの間、北関東で進む自衛隊基地強化の動きを批判し、「戦火を呼び込む戦争準備ではなく戦争をさせないことこそ政治の責任」と強調しています。

 梅村氏は、前橋市での街頭トークで「平和外交というのは甘いのでは」という男性に「憲法9条を生かした平和外交こそ現実的」だと説明。男性は「緊張を高めて軍拡をしてもその先が不安。共産党の言う道もあるのかも」と応じました。

 高橋氏は東海第2原発の廃炉や、生きることをあきらめない社会の実現を中心に訴えています。演説中に声がかかり、「応援しています」と手ふりや声援も広がってきています。

 他党も必死です。自民党は総裁選の異常なテレビジャックと並行して、埼玉県内で連日、宣伝カーを走らせました。茨城では、立憲民主党や参政党などが夕方の宣伝や「お帰りなさい宣伝」を行っています。栃木では維新候補が「本人」のたすきをかけて宣伝する姿も。

行動する人たち

 一方、共産党の支部・後援会が行動し変化を起こしています。埼玉のある支部では、日曜版読者に日刊紙の併読を呼びかけ、5人が応じてくれました。また自転車にハンドマイクを載せて候補者の演説音声を流す「ひとり街宣」に取り組み、地区内ではこの方式が広がっています。群馬では、音の出る宣伝を強め、「街頭宣伝を街角小集会に」と呼びかけています。茨城県東海村では後援会が訪問する中で「東海第2原発には反対の声が多い」との確信を得ています。

 10日には志位和夫議長を迎えて、さいたま市浦和駅頭で街頭演説を行います。比例予定候補3氏も勢ぞろいします。活動の飛躍を勝ち取る構えです。


pageup