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2024年10月6日(日)

着眼点と調査力 本領発揮

JCJ賞贈賞式 「赤旗」日曜版に大賞

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(写真)選考委員の上西充子法政大学教授(左)から賞状を受け取る「しんぶん赤旗」日曜版の山本豊彦編集長=5日、東京都千代田区

 すぐれた報道を表彰する第67回日本ジャーナリスト会議(JCJ)賞の贈賞式が5日、東京都内で開かれました。

 神戸学院大学の上脇博之教授が記念講演。「国民が報道を知ることで新たなアクションを起こしたり、問題を起こした政党・政治家の評価を変えることができる。ジャーナリズムの精神をもって報道機関が仕事を果たすことは、民主主義になくてはならない」と強調しました。

 「自民党派閥パーティー資金の『政治資金報告書不記載』報道と、引き続く政治資金、裏金問題に関する一連のキャンペーン」で2024年度の大賞を受賞した「しんぶん赤旗」日曜版編集部に賞状とトロフィーが贈られました。日曜版のJCJ大賞受賞は20年に続き2回目です。

 JCJは大賞の選考理由として「『しんぶん赤旗日曜版』の報道は、2023年から24年にかけての日本の政治を揺り動かした」と指摘。「公開されている膨大な政治資金報告書から、一つ一つを地道に積み上げ、検察の捜査にまでつなげ、それが大政治犯罪であることを明らかにした」と評価しています。

 選考委員の上西充子さん(法政大学教授)は「政治資金パーティーに違和感を持ったその着眼点と、一つ一つのPDFファイルを丹念に調べ上げた地道な調査力はジャーナリズムの本領を発揮したものと評価できる」と表彰理由を紹介しました。

 そのうえで「裏金議員を公認するかが問題となるなかで“ルールを守る自民党”をウリにしようとしている。しかし、どういうふうにルールを守っていなかったかを思い出しながら自民党の言葉を聞いていかなきゃいけない。そういうタイミングでJCJ大賞を表彰できたのはいいことだし、『しんぶん赤旗』日曜版の報道に注目してほしい」と話しました。

 日曜版の山本豊彦編集長は「裏金問題が自民党の組織的犯罪、『大政治犯罪』であることを、これからも粘り強く追及していきます」とスピーチしました。(スピーチ要旨)


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