2024年10月5日(土)
補償法案 今国会成立へ
旧優生保護法 被害者への謝罪決議も
衆院地域・こども・デジタル特別委員会は4日、理事懇談会を開き、旧優生保護法下で不妊手術などを強いられた被害者らに対する補償法案を7日の同委で起草し、法案に対する意見表明を行ったうえ可決することを決めました。同委で委員長発言を行うことも合意しました。
これを受け、衆院議院運営委員会は4日夕、緊急に理事会を開き、7日の衆院本会議で、被害者に対する謝罪決議を行い、補償法案を緊急上程する日程に合意しました。
補償法案は、旧優生保護法を憲法違反とした最高裁判決をうけ、超党派の議連が原告・弁護団の意見を聞いて条文案をまとめ、臨時国会での成立で合意していました。ところが自民党が臨時国会の会期を9日とし、今国会での成立を見送る方針を一時示しました。これに対し日本共産党は、野党国対委員長会談や議院運営委員会、議連に参加した議員を通じ、今国会での成立を繰り返し要求。現場の努力と世論に押され、採決日程の合意に至りました。