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2024年9月29日(日)

比例予定候補駆ける

北海道(定数8) 宮内しおりさん(32)=新=

青年の苦難軽減のため

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 自衛隊の海外派兵に道を開いたPKO(国連平和維持活動)法が成立した直後に産声を上げました。「抗議行動に参加したかった」という母の思いから、「平和な歴史をつくっていけるように」と、「しおり(史織)」と名付けられました。

 小学生の頃「赤旗」日曜版に連載されていた黒柳徹子さんのコラムを熟読。戦争や飢餓で苦しむ子どもたちがいる現実を知り、「どうしたら戦争をなくせるだろう。同じ子どもでこういう生活をしている人たちがいるのはなぜなのだろう」と、政治への関心を持つきっかけに。

 PKO法施行後、北海道からも多くの自衛官がイラクへ派兵され、その中には友人の父もいました。「自分が断ると下の階級の隊員が行くことになるから」と現地へ向かい、帰国後は働けなくなってしまいました。「戦争する国にしてはいけない」との思いを強めた出来事でした。

 大学で臨床心理学と社会心理学を学び、卒業後は、自殺対策連携推進委員として自殺対策の仕事に就きます。苦しんでいる人の多さや、背景にある社会的要因を知り「弱い立場に置かれている人たちを追いつめ孤立させ、支える仕組みをつくってこなかった政治を変えたい」と、民青同盟の専従になりました。

 「青年は政治に関心がないと言われますがそうではない。政治が意図的につくったそうした状況は、政治によって変えることができる」。高学費や奨学金の問題など、苦難軽減のため国政に挑みます。

 みやうち・史織 1992年生まれ。元民主青年同盟北海道委員長


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