2024年9月28日(土)
「道路の復旧一番に」
高橋・井上氏 仮設で聞き取り
石川・輪島
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石川・能登地方で発生した豪雨災害に関わって27日、日本共産党の高橋千鶴子衆院議員(能登半島豪雨対策本部・本部長代理)と井上哲士参院議員(同本部・事務局長)が輪島市の避難所や能登半島地震を受けて建設された仮設住宅を訪問し、被災者から要望を聞きました。鐙(あぶみ)史朗輪島市議が同行しました。
輪島市立河原田小学校の避難所に避難する男性(85)は、能登半島地震で被災してから200日間、2次避難所で過ごし、8月に輪島に戻って仮設住宅に入居したばかりで豪雨災害に遭いました。「避難所はいつまでいられるのか、仮設住宅はまた使えるのか、それが知りたい」「しっかりとした情報発信がないから、みんなてんでに判断している」と語ります。
輪島市立輪島中学校の避難所には、豪雨によって道路が寸断し一時孤立した人たちが集団避難しています。上山町の住吉一好区長(74)は、「5回ヘリで運ばれて、昨日みなさんと一緒に避難所に着きました」と言います。
住吉氏は、「土砂崩れなど震災の3倍の被害。道路の復旧を一番にしてほしい」と言います。「道路を復旧しても効果がないと言わないでほしい」と話しました。
井上氏は、「地震に豪雨という連続災害は例がない。それにふさわしい支援が必要」と述べました。高橋氏は「従来の制度にこだわらず実態に合わせて制度を柔軟に運用すべき」と語り、被災者の声を国に届け、要望実現に全力を尽くしますと述べました。