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2024年9月26日(木)

オスプレイ 米で出火事故

18日 普天間配備機と同型

写真

(写真)飛行するMV22オスプレイ=3月14日、沖縄県宜野湾市

 今月18日、米本土に配備されている海兵隊のMV22オスプレイがエンジンから出火する事故を起こしていることが分かりました。

 MV22は米海兵隊普天間基地(沖縄県宜野湾市)に配備されている機体と同型機です。昨年11月の鹿児島・屋久島沖での米空軍横田基地(東京都)所属のCV22オスプレイ墜落事故を受けての飛行停止措置が今年3月に解除。それ以後、最初の重大事故です。

 米海兵隊の発表によると、事故が発生したのは米西部ワシントン州のフェアチャイルド空軍基地で、地上で通常任務にあたっている際、エンジンから出火したということです。負傷者はありませんでした。原因は調査中としています。

 昨年11月のCV22墜落事故は飛行中にエンジンから出火し、機体が制御不能に陥ったことで発生。重大事故がいつ起こってもおかしくない状況であることが鮮明になりました。

 一方、米空軍特殊作戦コマンドのコンリー司令官は18日、米国内で行われた航空宇宙・サイバーに関する会議で、近くCV22の海外展開を再開させる考えを示しました。ただ、米軍は今年3月の飛行再開後も、30分以内に安全着陸可能という制限を設けていますが、海外展開においてもこの制限は維持されるとしています。

 米空軍は保有するCV22の全面運用再開を進めていますが、コンリー司令官は、配備されている51機のうち約60%が全面運用に移行し、残りは25年前半までに移行すると表明。横田所属機は依然、全面運用再開に至っていないとしています。


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