2024年9月26日(木)
「オール沖縄」の団結で自民党政治かえよう
1区あかみね予定候補必勝を
那覇で田村委員長が訴え
総選挙決起集会
日本共産党の田村智子委員長は那覇市で25日、次期総選挙で「オール沖縄」1区代表、あかみね政賢予定候補の必勝を目指す、党と後援会の決起集会に参加しました。名護市辺野古の米軍新基地建設反対の玉城デニー知事を支え、保革を超えて団結する「オール沖縄」の1~4区での全員勝利で自民党政治から「沖縄の声が生きる新しい政治に」と訴えました。
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田村氏は、自民党の総裁選について、候補者全員が裏金事件、統一協会との癒着の再調査さえ拒否し、経済無策で、大軍拡、改憲推進の一方、平和への展望は何もなく、沖縄で開いた演説会でも米軍基地負担軽減に誰も具体策を示さない「ゼロ回答」だったと批判。「『オール沖縄』の団結の力が自民党を追い詰めている。ここに政治を変える希望がある。さらに追い詰めて総選挙を迎えよう」と訴えました。
あかみね氏は「再び沖縄を戦場にしようとする勢力とのたたかいだ。『オール沖縄』が力を合わせて頑張ろう」と呼びかけました。
田村氏は、あかみね氏の国会論戦は873回に及ぶと紹介。「銃剣とブルドーザー」で県民から奪って造った普天間基地は直ちに返還せよと迫り、軟弱地盤問題を抱える新基地建設は不可能で、普天間基地を固定化しているのは自民党政治だと、論戦で圧倒してきたと強調しました。
さらに、戦没者の遺骨混じりの沖縄本島南部の土砂を新基地建設に使うのかとの、あかみね氏の追及に岸田首相はごまかしに終始したと指摘。何一つ合理的な答弁ができず追い詰められ強権一辺倒の自民党政治は、米兵の少女暴行事件を隠ぺいするところまで堕落したと糾弾しました。
この堕落の中にいる自民党の国場幸之助衆院議員(衆院沖縄1区が地盤)は辺野古「代執行」を国交副大臣として補佐した人物であり、「議席を渡せない。あかみね予定候補、『オール沖縄』の勝利で『代執行』への怒りの審判をくだし新基地建設中止、普天間基地即時撤去へ政治を動かそう」と訴えました。
田村氏は、大企業の利益最優先の自民党政治を変えて、格差をただし、暮らし応援に徹する政治への転換こそ必要だと訴えました。
そのうえで沖縄経済発展の最大の阻害要因は米軍基地だと強調。ところが新基地建設反対の沖縄県に対し安倍政権以降の10年間で沖縄振興予算が県民1人当たり年間5万5000円も削減されたと告発し、振興予算の原点は米軍による占領など県民の労苦への「償いの心」であり、「基地をリンクさせて削減するなど許されない。あかみね氏勝利でその恥ずべき政治にノーを」と訴えました。
田村氏は、辺野古新基地反対など8期24年にわたり「沖縄の心」を国会に届け続けた、あかみね予定候補は、瀬長亀次郎、古堅実吉両元衆院議員の不屈の精神を引き継いでいると述べ、「自民党政治が『戦争国家づくり』を進めるなか、沖縄のみならず、日本の政治、世界の平和にとっても、絶対に失うわけにはいかない議席だ。必ず勝利を」と力を込めました。
「オール沖縄」連帯訴え
池田竹州副知事、新垣邦男(社民・衆院沖縄2区)、金城徹(立民・同4区)両予定候補、参院会派「沖縄の風」の伊波洋一議員らが演説し、屋良朝博予定候補(立民・同3区)や「沖縄の風」の高良鉄美議員がメッセージを寄せ連帯を訴えました。