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2024年9月25日(水)

三浦三段中押し先勝

囲碁新人王戦 決勝三番勝負第1局

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(写真)試合を振り返る第1局を制した三浦太郎三段(右)と藤井浩貴三段。奥左から2人目は立会人の蘇耀国九段=24日、東京都千代田区の日本棋院

 三浦太郎三段と藤井浩貴三段との対決となった、囲碁の第49期新人王戦(しんぶん赤旗主催)決勝三番勝負第1局が、24日(火)に東京都千代田区の日本棋院東京本院で打たれました。終局は午後4時18分、148手までで三浦三段が白番中押し勝ちを収め、シリーズ先勝としました。第2局は10月1日(火)に同所で行われます。

 握って藤井三段の先番となりました。

 互いに時間を使いながらの慎重な立ち上がり。序盤は黒の仕掛けを白がうまくしのいでいき、リードを広げて昼休憩を迎えました。

 その後黒89と白一子を捕まえたところで局面は難解に。白のリードは変わらないものの、黒が形勢を回復したかに思われました。

 しかし黒131で形勢ははっきり白優勢に。ここで黒129の右に打てば、上辺の白との攻め合いで勝ちになり、実戦よりは黒がはっきり良かったようですが、それでも白はまだわずかにリードを維持していた模様。

 最終局面の右下の攻防は、黒が「投げ場を求めた」形。「振り返ってみれば白の完勝譜でした」と立会人の蘇耀国九段はまとめました。

 勝った三浦三段は「勝ったことはよかったんですけれど、納得のいく碁が打てていなかったので、2局目までにレベルの高い碁を打てるように準備したいと思います」と振り返りました。

 敗れた藤井三段は「序盤から形を崩されてしまって、昼休憩は絶望して過ごしました。次はもうちょっと自分の良さが出せる碁にできればいいかなって思います」と語り、「とりあえず3局打てるように頑張りたいです」と第2局での必勝を誓いました。

棋譜


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