東京（定数１９）　坂井和歌子さん（４６）＝新＝

国民の生の声を国政に

　東京選出の吉良よし子、山添拓両参院議員らとともに、対話で寄せられる切実な声を政治に届け、「賃上げや学費無償化など国民の生活に向き合う政治の実現を」と訴えています。

　１２日に新宿駅東南口で行った学費無償化を求める宣伝では、「１年で２００万円学費にかかる。学校に行く以外はアルバイト漬け」という専門学校生や、「孫が１０００万円以上の奨学金の借金を抱えている」という高齢者の声を紹介。

　「学費負担は全世代共通の課題。日本で生活し、子どもを育てること、自分の学びたい学問を学び、就きたい仕事に就くことが、大変な課題になっているのではないでしょうか」と問いかけました。

　訴えをじっと聴いていた３０代後半の女性は「通信制の大学に通っていたが、休学して介護業界で働くうちに、忙しすぎて病気になり、学校も辞めざるを得なかった。非正規雇用で結婚できるかも分からない。学費を無償化してほしいし、再チャレンジできる社会にしてほしい」と語りました。

　坂井予定候補自身も３人の子育て中。地元では「子ども食堂」スタッフや、絵本の読み聞かせボランティアにも取り組んでいます。

　１月の第２９回党大会後、党都副委員長に選出されました。党都ジェンダー平等委員会の責任者として、各地で学習会の講師も務めます。

　「自分自身を成長させながら、国民の生の声を国政に届けたい」と決意を語ります。

　さかい・わかこ　１９７７年生まれ。「しんぶん赤旗」東京都記者などを経て党都副委員長、吉良・山添東京事務所長