2024年9月22日(日)
平和訴え共同広げる党
奈良・兵庫 小池・こむら氏ら演説
|
早期の解散・総選挙の可能性が強まる中、日本共産党の小池晃書記局長は21日、奈良、兵庫両県で街頭演説を行いました。小池氏は「いよいよ政治の抜本的転換が必要だ。自民党政治をもとから変えるためには日本共産党の躍進を」と呼び掛け、近畿比例の、こむら潤(兵庫8区重複)、冨士谷かえ子両予定候補と各小選挙区予定候補の勝利を訴えました。
小池氏は、兵庫の斎藤元彦知事のパワハラ・県政私物化を巡り、知事らが元県民局長の告発を公益通報として扱わず懲戒処分にしたことは違法に違法を重ねたものだと批判。「そして、元局長らの命が失われた。断じて許されない」と述べ、斎藤知事の辞職を求めました。
自民党と維新が推薦し、「オール与党」が支えた斎藤県政。小池氏は、高速道路網建設や大企業優先で県独自の住民サービスを切り捨て、維新が進める大阪・関西万博にはメタンガス爆発の危険があるのに子どもたちを動員するなど「県政私物化と県民不在の県政は一体のものだ」と批判。県知事選では共産党が推薦する、おおさわ芳清予定候補を全力で支援すると表明しました。
|
小池氏は、岸田政権の大軍拡に伴い、奈良市に隣接する京都府精華町の祝園(ほうその)に長射程ミサイルを配備する弾薬庫増強や、陸上自衛隊の伊丹、青野原、姫路駐屯地などの基地強靱(きょうじん)化が進められていると指摘。一方で日本共産党は、志位和夫議長が欧州3カ国を歴訪する中で、ブロック対立に反対し、包摂的な平和の枠組みをつくる国際的連帯を広げていると紹介し、「共産党は野党だけれども、世界に平和を訴え、世界に共同を広げる役割を果たしている。戦争の準備を止め、平和の準備を」と訴えました。
奈良では井上良子(1区)、宮本次郎(2区)、太田あつし(3区)の各小選挙区予定候補が決意を表明しました。
兵庫では、こむら予定候補が「高すぎる学費、高齢者の年金不安を解消し、希望ある未来に」、冨士谷予定候補が「賃上げと労働時間の短縮で自由な時間を確保し、人生を輝かせよう」と訴え。ふじすえひろみ(1区)、たけうちゆみこ(2区)、かとうけんじ(3区)、ひびゆうこ(4区)、苦瓜かずしげ(11区)の各小選挙区予定候補とともに、おおさわ知事予定候補、庄本えつこ県議もマイクを握りました。