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2024年9月18日(水)

自民が討論制限狙う

東京・品川区議会 内外から批判

 東京都品川区議会の自民党・無所属の会が、本会議での討論を著しく制限する「議会改革に関する意見」を提案し、議会内や区民から批判の声が上がっています。「提案」は18日の議会運営委員会で議論されようとしています。

 「提案」は「討論の時間を、2分をめどにする」「自分の所属する委員会の案件の討論を禁止する」「発言内容について明文化し制限する」などとするものです。

 自民党が提案理由として挙げたのは、▽他の議員や会派に対する批判など「討論本来の趣旨から逸脱する発言」が見受けられる▽委員会の議論で結論が出た案件に繰り返し質疑や主張があり、委員会審議への冒涜(ぼうとく)にあたる―などです。

 日本共産党区議団は自民党の提案に対し、▽討論時間をわずか2分に制限するのは討論の目的に反する改悪▽委員会の審査と本会議での討論はまったく別のものであり、所属する委員会によって討論の機会を奪うことは許されない▽言論の府である議会において、発言の権利を制限するような基準を設けることはするべきでない―と指摘し、白紙撤回を要求。18日の議運への多数の傍聴を呼びかけています。

 大勢で傍聴に行きたいと意気込む、品川フリーランスの会代表で映像ディレクターのブンサダカさんは「僕たちは、インボイス反対など毎回の議会に数本の請願や陳情を出してきました。今回の自民党の提案は、十分な審議を阻害するもので、表現の自由と知る権利の侵害。提案取り下げを求めたい」と話しています。


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