2024年9月15日(日)
安保破棄中実委結成60周年集い
軍事同盟 頼らぬ平和こそ
共産党・田村委員長連帯あいさつ
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安保破棄中央実行委員会は14日、東京都内とオンラインを併用して結成60周年記念の集いを開催し、戦争国家づくりを阻止し、軍事同盟によらない平和な国づくりへ運動を強化することを確認しました。
全日本民医連の岸本啓介事務局長は主催者あいさつで、対話により紛争を戦争にさせない取り組みをしている東南アジアと連帯し、安保廃棄の旗を掲げ、運動を広げる決意を固めあおうと呼びかけました。
日本共産党の田村智子委員長は連帯あいさつで、国民的な三つの運動が重要だと指摘しました。
一つは、基地強化反対、核兵器禁止条約への参加、安保法制の廃止など、緊急の課題で国民的運動を広げること。二つ目は、平和外交を求める連帯を広げること。三つ目に、日米安保条約を廃棄し、対等・平等・友好の日米関係をつくる運動そのものを広げていくことだと語りました。
全国革新懇の五十嵐仁代表世話人は、日米軍事共同にとどまらず、北大西洋条約機構(NATO)との軍事連携にまで広げている危険性を告発。武力に頼らず、憲法9条による友好関係をつくることの重要性を広げようと語りました。
沖縄統一連の瀬長和男事務局長は、核兵器も基地もない平和な沖縄の実現へ安保条約をなくし、日本国憲法が輝く日本を実現させようと呼びかけました。
沖縄革新懇の仲山忠克代表世話人は、目前の総選挙で改憲勢力を大幅に減らし、日本共産党の勝利が戦争国家づくりを阻止する担保になると話しました。
安保破棄中実委の東森英男事務局長が歴史と今日的課題について報告。渡辺治一橋大学名誉教授が「日米軍事同盟『戦争する国』づくりの新段階―憲法に基づく平和の構想を探る」と題して記念講演を行いました。(田村委員長のあいさつ要旨)