2024年9月13日(金)
「兵庫知事は辞職を」
全県議86人が要求
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疑惑が大問題になっている兵庫県の斎藤元彦知事に対し県議会4会派は12日、合同で辞職を申し入れました。知事を擁護してきた維新も9日に辞職を求めており、全県議86人が辞職を要求したことになります。
申し入れたのは日本共産党、自民党、公明党、「ひょうご県民連合」(立民など)の4会派と無所属県議。要請文は、知事告発文書は真実があることが明らかなのに「真実相当性がないとかたくなな姿勢を続けている」と批判し、百条委員会の証人尋問で「道義的責任が何かわからない」と発言したのは「看過できない」と強調。健全な県政と職員が安心して働ける職場を取り戻し、来年度予算を編成するため「知事の即時辞職が必要」としています。
各会派代表が会見し日本共産党の庄本悦子県議は「知事にふさわしくないという県民の思いから申し入れに至った。私たちは8月30日に不信任決議など議会として辞職を求めるよう議長に要請したが、知事が自ら辞めなければ全会派一致で不信任決議案を提出すべきだ」と語りました。
申し入れを受け斎藤知事は、「それでも県政を担わせていただきたいというのが私の思い」と辞職を拒否しました。
また自民党県議団幹事長は同日の団総会で9月議会開会日の19日に知事不信任決議案提案・採決の方針を決めたと述べました。