2024年9月11日(水)
共闘の中のビジョン提示は各党の責任
立民代表選 小池氏が会見で指摘
日本共産党の小池晃書記局長は10日、国会内で記者会見し、立憲民主党の代表選の候補者から、日本共産党との共闘によって“立民の目指す社会像が見えにくくなった”などの発言が出されていることについて、「それを『共闘のせい』だというのはお門違いだ。共闘の中で自分たちのビジョンを示すのはそれぞれの党の責任だ」と指摘しました。
さらに小池氏は、立民と国民民主党との距離が一番近いという代表選候補の発言にも言及。国民民主は憲法改定や原発再稼働を強く要求しているとして、この党と一番近いという距離感は「理解できない」と述べました。
その上で、「しんぶん赤旗」日曜版による自民党派閥の裏金問題の報道が、今年度の日本ジャーナリスト会議のJCJ大賞を受賞したと紹介。これまでに「赤旗」が、安倍晋三首相の「桜を見る会」私物化スクープで同大賞(20年)、菅義偉首相の日本学術会議会員候補任命拒否のスクープ(21年)でJCJ賞を受賞したと示し「3首相を退陣に追い込む決定的役割を果たしてきた」と述べました。
「これは、自民党政治と正面から対決してきた党だからこそ果たせる役割だ」として「この日本共産党との共闘なしに政治は変わらない」と強調。理念や政策の違いを乗り越え「力をあわせてこそ、本当に国民が希望する新しい政治をつくることができる」と述べ、「これまでも強調してきたように、来たる総選挙では、日本共産党の躍進を勝ち取ることを最優先の課題として取り組む」と主張しました。