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2024年9月8日(日)

党づくり前進へ 生き生き活動し成長

共産党が全国地区役員講座

 日本共産党は7日、「全国地区役員講座」を全国の党機関と中央をオンラインで結んで初めて開きました。山下芳生副委員長が講義し、12人の地区役員が発言。田村智子委員長があいさつを行い、最後に山下氏が行動提起をしました。

山下副委員長が講義と行動提起

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(写真)講義する山下芳生副委員長=7日、党本部

 講座は、現在の第29回党大会期の最大の任務である党づくりの後退から前進への歴史的転換を果たし世代的継承をすすめることを全支部運動として成功させるため、支部を直接指導・援助する地区委員会の指導力量の向上と体制強化をはかり、地区役員一人ひとりが生き生きと活動し成長することが何よりの力となるとして開かれました。

 山下氏は三つの柱で講義をすすめました。

 第一の「激動の情勢のもと、どういう構えにたって活動にのぞむか」では、国民の怒りと共産党・「赤旗」の頑張りが自民党を追い詰めたこと、希望ある政治への展望を示した田村委員長の党創立102周年記念講演の中身を攻勢的に訴えることを強調。10月にも解散・総選挙の可能性があるなか、ただちに支部に入り政治を熱く語り、日本共産党の姿を広く国民に訴えること、総選挙では共産党の躍進を最優先の課題とすることをよびかけました。

 第二の「そもそも地区委員会とはなにか、地区役員はどんな役割を担っているのか」では、地区役員の悩みや苦労、支部の優れた経験を織り込みつつ党規約に照らして解説。支部を基礎に党全体が組織されていること、支部を直接指導・援助する任務は地区委員会だけができる任務であり、多数者革命の路線と不可分であることを強調しました。

 第三の「機関活動強化の『三つのスローガン』を実践しよう」では、(1)政治的・思想的に強い党機関になる(2)双方向・循環型で支部を援助する党機関になる(3)若い世代、女性役員が生き生き活動し成長する党機関になる――のそれぞれについて詳しく考察しました。

 地区役員の発言では日々の活動で感じている課題や意気込みが語られました。

 山下氏が行動提起をおこない、(1)地区・都道府県役員が「講座」で学んだことを力に、総選挙と党づくりに立ち向かう政治的構えをつくり支部と実践(2)党の姿を知らせる支部の宣伝行動を援助(3)党員・読者拡大で支部の9月目標と16日までの節目標、行動計画を決め一緒に行動(4)大会決定の全党員読了・全支部討議を援助し、「共産主義と自由」を学び自分の言葉で語り対話――を呼びかけました。

支部の党づくり前進へ 地区役員と心ひとつに

田村委員長があいさつ

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(写真)あいさつする田村智子委員長=7日、党本部

 あいさつに立った田村智子委員長は、今回の講座とともに、地区役員の豊かな発言を学びあおうとよびかけました。

 第2回中央委員会総会の「手紙」に対し、全国の支部から寄せられている返事からも支部の困難を実感しており、困難を乗り越えて支部の党づくりを前進させるために、「全国の地区役員と心ひとつにとりくみたい」と発言。“「共産主義と自由」を学び語り合う大運動”が、世代的継承のうえでも一つの鍵であり、「皆さんと一緒に実を結ばせたい。大いにチャレンジしましょう」と語りました。

 志位和夫議長の欧州訪問活動について、「現地から逐次報告を受けているのでぜひ紹介したい」と述べ、ドイツでのウクライナ侵略戦争をいかに終わらせるかをテーマとした国際会議で、志位議長の発言が会議参加者に大きく注目されて、ブロック政治に対抗する国際連帯を築く力になったことを紹介。また「共産主義と自由」の二つのテキストが熱心に読まれ、活発な意見交流が続いていると述べました。

 「共産主義と自由」、外交ビジョンの発展という大会決定の理論的な突破点が、国際的にも生命力を発揮している重要なものだったと指摘し、党大会決定を確信に、強く大きな党建設、総選挙勝利へ、この講座を第一歩として頑張り抜こうとよびかけました。


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